「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」について(7)―SOLからのお知らせvol.375―

(2025年4月1日 17:00)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、SOL帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」の1学期(6月23日~8月29日)から始まるグループ指導の特徴として「授業が平日9時半から始まる」ことを挙げました。日々の学習を効果的なものにし、試験に平常心を持って臨めるようにするための取り組みです。

さて、グループ指導の授業には、「標準型」とされるものや英語や大学別対策のような追加でお申込みいただくもの全てに共通した進め方に関する特徴があります。今回はそのうちの一つを紹介したいと思います。

〇授業時間を問題演習などに充てることは基本的にありません
SOLの帰国生大学受験セミナーでは、他の予備校や塾で授業を受けていた人が受験準備が本格化する段階で移ってくるというケースが例年数件あります。彼ら/彼女らが以前の予備校や塾ではどのような形で授業を受けていたのかを話してくれることがあるのですが、授業時間内に問題を解いたり、ホワイトボードに書かれたものをただノートに書き写すだけといったように目的がよく分からなかったりする時間があるようです。

TOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力試験で受験する予定の入試で求められる水準の成績をすでに取っており、6月後半からの期間で日本語小論文試験の準備に専念できる場合でも試験官から高い評価を受けることができる答案を作成できるようになるためには確認すべき事項が多くあります。

例えば、法学や経済学、政治学といった社会科学系の学問を扱う学部・学科で出題される文章の内容を正しく読み取るには、それぞれの分野特有の用語や観点に関して十分な解説を受ける必要があります(本を日常的に読んでいる人でも、受験準備を始める前は文学作品のみに接していることが多いので、授業内で確認しなければならないものの量は、高校時代にあまり本を読んでいない人と変わらないことが多いです)。

また、最近、インターネット上で個人の関心や好みに合うものだけを掘り下げていくことが可能になった影響で18、19歳の人が知っているべきだと一般的に考えられている時事問題や社会問題の存在を全く認識していなかったり、日本の学校で暗記が主な科目になっていることで苦手意識を抱いていたために日本史や世界史に関して知っていることが限定的なものになってしまっていたりすることも少なくありません。これらも日本語小論文試験でよい答案を作成するために確認すべき事項です。

このようなものに加えて、話の流れをつかもうとする際に注意すべきポイントや文章を書く時にどのような構成にしたり、どのような表現を使ったりすることが自分の考えをよりよく伝えることにつながるのかといった点も理解を深めなければならないことを考えると、授業内の時間(SOLの授業は1コマ80分です)を意味のないことやその他の時間で行えることに充てることはできません。

そのため、「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」の1学期から始まるグループ指導では、「読解・語彙」で行う漢字テストや、「共通小論文テスト」で2週間に1度行う問題演習を除いて、授業内で取り上げる課題の答案は授業までに作成することにしており(小論文の答案は授業までに添削しますので、授業日の2、3日前までが提出期限です)、授業時間で解説や質疑応答のみを行っています。こうすることで多くの人に充実した時間を過ごせたという手応えを持ってもらえているようです。

なお、帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」の概要などは以下のウェブページを参照してください。

<「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」概要>
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

<帰国生大学受験セミナーの授業の特徴に関するWebページ>
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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