「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」について(5)―SOLからのお知らせvol.373―

(2025年3月22日 15:30)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
2月25日の記事では、SOL帰国生大学受験セミナーの英語の授業の特徴を紹介しました。授業で学んだことを記憶に定着させ、それを実際に活用できる状態にするために、単語や文法事項に関する確認テストを同じ教材に関して複数回実施したり、それらに関する解説を論理的に整合性があり生徒が納得できる形で行ったりしています。

さて、帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」では、6月23日に全ての授業の定員を16名とするグループ指導が始まります。今回は、その授業の構成に関する特徴を1つ紹介したいと思います。

〇一人ひとりの生徒が自分に必要なものに集中できるようなカリキュラム
帰国生入試や総合型選抜では、出願手続き時に提出するTOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力試験の成績と日本語小論文試験の出来で合否の判定を行う大学や学部・学科がほとんどですが、英語運用能力試験で合格に必要なものは入試によって異なりますし、それをいつ取得できるかは人によって様々です。

例えば、どの入試でも英語運用能力試験の成績が理由で不合格になることはない水準としてTOEFL iBTで100、IELTSで7.0というスコアが挙げられますが、受験する前の年に既に取得済みであるという人は少なくありません。一方で、SOLの帰国生大学受験セミナーでグループ指導が始まる6月下旬になっても受験する予定の入試で合格者に求められる水準を超えることができていないというケースも見られます。

後者のような状況では、グループ指導を実施する期間も英語の授業を受講できることが望ましいですが、前者の場合、日本語小論文試験の対策に全ての時間を使った方が受験において満足できる結果が出る可能性が高まります。また、最近は受験準備にかかる費用の大きさにプレッシャーを感じてしまい、日々の学習に専念できないという人が少なくない数います。彼ら/彼女らにとって受講する必要のないものの分だけ授業料が減ることは大きな意味を持つはずです。

このように、受講する意味のある授業が生徒一人ひとりによって違うという状況は、特別な対策が必要な入試があることによっても生じます。例えば、首都圏の有名私立大学が実施するものの中でも受験する人が最も多い上智大学の海外就学経験者入試では、AO入試のみを行う国際教養学部を除いた全ての学科が独自の試験問題を作成しており、総合人間科学部心理学科のように、それぞれの学科で扱う学問に対する基礎的な理解がないと合格するのが難しくなるところもあります。このような入試に対する対策はそもそも受験しない人にとっては意味のないものですし、受験する場合でも自分の学科以外のものは必要がないと考えるのが当然だと思います。

ここまで見たような帰国生入試や総合型選抜の特徴に対応し、多くの人が充実した時間を送れるように、「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」の1学期(6月23日~8月29日)から始まるグループ指導では、日本語小論文試験の対策に関わるものだけを全ての生徒が受講するものとし(HP上で「標準型」とされているものです)、英語や大学別の対策の授業を追加でお申込みいただく形で授業の構成を決定するようにしています。「標準型」にはどのような授業があるかについては以下のウェブページをご参照ください。

<「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」概要>
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

<帰国生大学受験セミナーの授業の特徴に関するWebページ>
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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