「日本の高校3年生コース」について(2)―SOLからのお知らせvol.372―

(2025年3月11日 15:15)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、日本の高校を卒業するまでに海外で過ごした期間がある人が帰国生入試や総合型選抜の受験準備を行うのをサポートする、帰国生大学受験セミナーの「日本の高校3年生コース」の2025年度の日程などを紹介しました。このコースを受講している人の多くは海外から帰国し日本の高校に編入した人ですが、例年、1年間だけ海外に留学していた人もいます。

〇「1学期」は対面もしくはオンラインでの個別指導を行います
さて、「日本の高校3年生コース」では、2025年1月6日から7月4日までを「1学期」としており、学習の進み方や目標が重なっている人が複数名いる場合を除いて、対面もしくはオンラインでの個別指導を実施します。その内容は、生徒一人ひとりの学習に関わる状況を踏まえて決めることになりますが、多くの場合、「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」の「1学期以前」の個別指導と同様に、IELTSやTOEFL iBTといった英語運用能力試験の対策を行っています。

特に、前回の記事でも取り上げた日本の高校に在学中に1年間留学し、総合型選抜や英語の試験の出来が合否判定で大きな役割を果たす一般入試を主に受験することにしたケースでは、日本語で年齢相応な文章にふれている時間が海外の高校を卒業した人よりも多く確保できている(=日本語小論文試験で出題される問題に適応できる)可能性が高い一方で、IELTSやTOEFL iBTのような英語運用能力試験で入試で求められる水準のスコアを取るのに必要な蓄積ができていないのが通常です。

このような学習状況にある人は英語の学習に対して前向きな姿勢になることが統計でも示されているようですし、日本の中学校や高校の授業で文章を正しく読むのに必要な文法事項を十分に習得できている人も少なくありません。しかし、IELTSやTOEFL iBTは英語を第二言語とする人が英語圏の国にある大学で学習する能力があるかを確認するためのものですので、初歩的な内容を扱う学問的な文章を読んだり聞いたりできなければ高いスコアを取ることが難しくなります。

そのような目標を実現するには、日本の高校の授業や英語圏の国での日常的な会話の中では出て来ることがあまりない単語や表現に関して意味が理解できるものを増やしていく必要があります。また、IELTSやTOEFL iBTで出題されるような文章にしっかりと向き合う機会をできるだけ多く確保することで、単語や表現だけでなく、文法事項に関して今までに学んできたことをスピード感を犠牲にしない形で活用する能力を高めていくべきです。

これらの学習には一定の時間がかかりますので、高校生活の中で1年間だけ留学した人は早目にIELTSやTOEFL iBTの対策を始めることが望ましいです。また、日本の高校に編入した場合でも、英語運用能力試験の成績が上がらない人は準備期間を長めに確保した方がいいでしょう。これらの条件に当てはまる人には、「日本の高校3年生コース」の1学期に実施する対面もしくはオンラインでの個別指導(どの様な形で授業を進めているかについては「SOLからのお知らせ」のvol. 369vol. 370を参照してください)の受講を検討してもらえればと思います。

<「日本の高校3年生コース」概要>
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

<帰国生大学受験セミナーの授業の特徴に関するWebページ>
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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