2024年度のグループ指導が終了しました(2) ―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 317―

(2025年3月7日 19:00)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、2024年度の帰国生大学受験セミナーのグループ指導が2月25日に終了したことをお知らせした上で、ここ数年の生徒の様子を見る限り、他人に自分が知らないことがあることを悟られたり、与えられた問題に誤った答えを出してしまったりすることに恐怖心を抱いている人が増えているという話をしました。これでは帰国生入試や総合型選抜で満足のいく結果を出すだけでなく、その後の生活を充実したものにするために必要な根強い学習意欲を持つことが難しくなるので、そのようなケースにどのように対処するかをこれからも考えていこうと思っています。

〇学習者の情報通信機器の使用に関する新しい動き
さて、現在、カナダにある高校に在籍していてオンラインでの個別指導を受講している人から、その州にある教育機関ではスマートフォンやタブレットを授業中に使うことが禁止になったという話を聞きました(パソコンを教室に持ち込ませないように、教材を紙にプリントアウトすることを求める州もあるようです)。また、日本からの単身留学生が多く在籍するニュージーランドのボーディングスクールには、寮の就寝時間となった時点からこのような機器を管理人に預けなければならないというところもあります。

日本では、「IT化の推進」という号令の下に教科書の電子化やそれに合わせた機器の公立学校での導入を進める動きがある一方で、以前は学校内への持ち込みや授業での使用に寛容な姿勢を見せていた社会的な評価が高い中学校や高校でルールが厳格なものになったという記事を新聞で見た記憶があります。子どもにそのようなものを持たせる経済的な余裕がある家庭の多い国や地域では彼ら/彼女らと情報通信機器、そしてそこで利用ができるSNSやゲームといったサービスの間の関係が見直されようとしているようです。

SOLの教室でも、例年、昼休みなどにスマートフォンの画面を注視している生徒の姿を目にしますし、中には依存症のような状態に陥っている人もいます。このような状況になると、学習に使う時間が減ってしまうだけでなく、課題に取り組んでいる時でもスマートフォンに注意が向いてしまい、習得できるものが限定的なものになってしまいます。また、スマートフォンを深夜まで見るような習慣が定着してしまうと、翌日の学習が効率的なものでなくなるので、様々な教育機関で対策がなされていることは理解ができます。

カナダやイギリス、アメリカのような北半球の国の教育制度を採用する高校を卒業した人が帰国生入試や総合型選抜を受験する際には、受験準備に使える期間が2、3ヶ月というケースが多いため、1日の学習時間は多い方がいいですし、それが集中力を維持した形で行わた方が成果が出やすくなります。そのようなことだけを踏まえても、スマートフォンのような情報通信機器とそこで利用できるサービスとの付き合い方を今後も生徒と一緒に考えていく必要がありますが、次回の記事では帰国生入試や帰国生入試を受験する場合に考えられる望ましくない影響をもう1つ挙げようと思います。

それでは、帰国生の大学受験やSOLの帰国生大学受験セミナーなどに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

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