こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、SOL帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」の概要をHPに掲載したことをお知らせしました。2025年5月もしく6月に北半球の国の高校を卒業する予定の人だけでなく、すでに高校を卒業しているが進学先が決まっていない人や、海外の大学やコミュニティー・カレッジでの学習に手応えが感じられず環境を変えようと思っている人の受験準備のサポートもこのコースで行っていますので、関心のある人はこの記事の最後にあるフォームなどからご連絡ください。
さて、「既卒生/2025年5月・6月コース」では、2025年1月6日から6月20日までを「1学期以前」として、オンラインもしくは対面での個別指導を実施しています。現在、海外の高校を卒業した人が1名、カナダに単身留学している人が3名受講しており、その内容は生徒1人1人の学習状況や受験を考えている入試などに基づいて決定していますが、例年、この学期はIELTSやTOEFL iBTといった英語運用能力試験の対策に多くの時間を充てる人がほとんどです。
首都圏の社会的な評価の高い私立大学の帰国生入試や総合型選抜には、例えば上智大学の海外就学経験者入試のように、出願資格を得るためにIELTSやTOEFL iBTなどで一定以上の成績を修めていることが求められるものがあります。また、英語運用能力試験の成績が合否判定の際の重要なファクターの一つになるのが一般的であり、最近人気となっている経営学系の学部・学科であれば、IELTSのスコアが6.0で中央大学商学部の英語運用能力試験、6.5で立教大学経営学部の帰国生入試で合格可能性が生じてきます。
このような状況を踏まえると、受験する入試の出願手続きが行われる期間までにIELTSやTOEFL iBTで合格に必要な水準に到達しておかなければならないということになりますが、例えば英語圏の国の高校に十分な準備せずに単身留学した場合には、ReadingやListeningで出題されるものの内容を正しく理解するためのボキャブラリー・ビルディングができていないことが多く、この問題を克服するだけでも長い期間計画的に学習を進めて行かなければなりません。海外に滞在した期間が長くても、英語を使用した体験から学んだ単語の用法や文法事項に対する理解が誤ったものになっていることが理由でこれらのテストのスコアが上がらない人もおり、ここでも同様な形で学習について考える必要があります。
また、帰国生入試や総合型選抜では、TOEFL iBTやIELTSなどのスコアだけで合否が決まるのはごく少数のものに限定されており、日本語小論文試験の出来も大きな役割を果たすのが通常です。この試験に対応するための力がどれくらいの期間で身に付くのかはこれまでの学習状況や志望する大学や学部・学科によって異なりますが、SOLの帰国生大学受験セミナーの1学期からのグループ指導のように日本語小論文対策の授業が多くあり、答案の書き直しの添削について回数の制限がない環境でも、最短で2ヶ月はかかると考えておいた方がいいと思います。それを考えると、6月までにIELTSやTOEFL iBTのスコアをできるだけ高め、そこからは日本語小論文試験の準備に専念できる方が受験の成果が満足いくものになる可能性が高まると言えるでしょう。
これらの理由から、帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」では、6月20日までIELTSやTOEFL iBT対策を対面もしくはオンラインでの個別指導で行っています。関心のある人はこの記事の最後にあるフォームからご連絡ください。よろしくお願いいたします。
<「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」概要>
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01
<帰国生大学受験セミナーの授業の特徴に関するWebページ>
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01
それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/
「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」について(2)―SOLからのお知らせvol.368―
(2025年2月14日 17:30)