現在の教室の状況について(2024年12月18日)―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 314―

(2024年12月18日 19:00)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、高校から英語圏の国に留学した際に、自己評価や学習に対する意欲の急激な低下といった問題に直面しないようにするために、海外渡航前の準備としての英語学習を十分に行っておくことが望ましいという話をしました。英語を実際に使った体験の蓄積から単語の意味や用法、文構造などに関するルールを習得しようとすることに伴う負担が問題を生じさせることが多いので、それを軽減することがこのような取り組みの主な目標になります。

その点では、英語圏の国や地域において使用される頻度の高い単語や表現を記憶に定着させる、文を正しく読み書きするのに必要な文法事項の中でも基礎的なものの理解を深めるといったことは有効なものだと言えますが、海外に渡航して初めて出会ったものの習得を無理のない形で行えるようにするものを確認しておくことも単身留学生の多くが経験する負担を軽いものにすることにつながります。

例えば、高校の長期休暇の期間に英語の学習を行うためにSOLの教室に通って来る人がいますが、留学の準備を僕らがサポートしていない場合には、英語が主に使用される言語となっている学習環境の中で出される課題などに対応していくのに必要なコンテンツが揃っている電子辞書(CASIOであれば「英語モデル」がそれに当たります)を持っておらず、日本の中学校に入学した時点で購入したものを使っていたり、そもそもそのようなものを手元に置いておく必要性を認識していなかったりするケースが多く見られます。

また、電子辞書には、その性能を十分に引き出すための正しい使い方があり、ある単語の意味や用法の全体像を確認したい時には、スペルを入力した際に表示されるプレヴュー画面(ここでは、1つか2つの意味しか見ることができません)を見るだけではなく、「決定」というボタンを押した上でスクロールダウンをするという操作が必要になります。さらに、例文や成句表現を調べる際にもそのためのボタンを押すといったことをしなければなりませんが、このような電子辞書の適切な使い方をしっかりと理解している人もあまりいません。

英語が高校の内外で日常的に使われる状況に合った辞書(「ジーニアス英和大辞典」がその代表格だと思います)にいつでもアクセスでき、そこから多くの情報を引き出すための手順が身に付いていれば、日本にいる時の英語学習ではカバーしきれなかったものの意味や用法を、最も理解しやすい母語を用いて把握することが可能になり、記憶への定着も効率的に進むということになります。また、英語を使用した体験の蓄積のみに基づいて学習を進めることに伴う負担に直面することを回避できるという点で、ここまでの記事で見てきたような問題が生じる可能性を低減することにつながるため、どのような辞書を持って行くべきかといった点については海外に渡航する前に確認しておくべきことになると思われます。

SOLの留学前の準備としての英語学習のサポートは、海外渡航後の学習のあり方を踏まえ、そこで必要性が高いものを優先する形で行っています。関心のある方は、この記事の最後にあるフォームなどからご連絡ください。

なお、現在の教室の様子を写真で確認したい人は、SOLのFacebookやInstagramのページを定期的に更新していますので、そちらを見てもらえればと思います。よろしくお願いいたします。

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