既卒生/2024年5月・6月卒業生コースについて(19) ―SOLからのお知らせvol.356―

(2024年5月25日 16:45)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、SOL帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2024年5月・6月卒業生コース」の1学期(6月24日~8月30日)のグループ指導では、一人ひとりの生徒が自分に必要なものの学習に集中できるような形で授業のスケジュールを組むことができるという話をしました。そのために、授業を、全ての生徒が受講するもの、入学を希望する学部・学科に合わせて選択するもの、受験する帰国生入試や総合型選抜に合わせて追加するものの3つのタイプに分けています。

このような方針で授業のスケジュールの組み方について考えているのには、大学が作成する英語試験を受験しなければならない入試が多かった以前と異なり、現在はTOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力試験の成績がその代わりに使われるのが一般的で、受験準備を始める前にそれらの試験で合格に必要な水準に達している場合はその対策を行う必要がないことがあります。それに加えて、帰国生入試や総合型選抜における合否の判定でその出来が大きな役割を果たす日本語小論文試験に十分に対応できるだけの力を身に付けるには取り組まなければならない課題が多くあるということもその理由の一つです。

ほとんどの大学や学部、学科の日本語小論文試験は、そこで扱われる学問に関係した文章を読んだ上で、その内容に対する自分の考えを述べるという形式になっています。ここでよりよい評価を受けるには、例えば問題文の筆者の主張を正しく把握できるようになるだけでも、そこで用いられる単語や表現の意味、そして取り上げられることの多い事象や出来事がどのようなものであるのかについて理解を深め、文章全体の構成などをしっかり把握できるように、授業で与えられた教材や本をできるだけ細部までこだわりながら読むという体験を蓄積しなければなりません。

また、小論文を実際に書くことについても、その前に関連性のありそうなトピックについてリサーチをすることが重要ですし、また添削済みの答案でどのようなコメントが付いたかを確認した上で、合格に必要な評価を受けるようなものになるまで書き直しを行うことが短期間で力を十分に伸ばすことにつながります。このように、日本語小論文試験の対策だけでもしっかりと時間をかけて向き合わなければならないことが多くあるため、SOLの帰国生大学受験セミナーでは前回の記事で紹介した形で授業のスケジュールを組むことができるようにしています。

なお、法学部や経済学部、経営学部といった社会科学系の学部への入学を目指しており、TOEFL iBTやIELTSのスコアについて首都圏の有名私立大学の帰国生入試や総合型選抜に合格するのに必要なものを取得しているが、追加授業の対象になるものを受験する予定のない人の1学期のスケジュールは昨年度以下の通りでした。

 
9:30~10:50 ガイダンス 共通小論文 共通小論文 共通小論文テスト
11:05~12:25 日本語読解・語彙 共通小論文 日本語表現 共通小論文 日本語表現
13:30~14:50 社会科学系小論文 日本語読解・語彙

次回の記事では、これに追加授業を加えたパターンといくつか紹介できればと思います。各授業の内容に関してはこちらのウェブページを確認してください。よろしくお願いいたします。

「既卒生/2024年5月・6月卒業生コース」の概要に関するウェブページは以下のリンク先にあります。

【概要】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

【帰国生大学受験セミナーの授業の特徴や内容などについて】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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