こんにちは。SOLからのお知らせです。
2月23日の記事では、帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2024年5月・6月卒業生コース」の1学期(6月24日~8月30日)から実施するグループ指導において、生徒が提出した答案を2名の教師が全て添削することが、各大学の帰国生入試や総合型選抜に合格した人の日本語小論文試験に対応する能力がどのようなものであったかの理解を深めることにつながるという話をしました。SOLでは教師が進路選択に関する相談にも対応していますが、このような取り組みをすることでその際に信頼できる情報を生徒に提供できます。
〇提出する書類の作成や面接試験のサポートを全ての入試について行います
帰国生入試や総合型選抜を受験する際には、出願手続きで志望理由書(入試によっては活動報告書など他の書類もあります)の提出が求められますし、それを資料の一つとした面接試験を受けなければならないのが一般的です。SOLの教室でこれらの入試に向けた準備を行う人からは、どのような内容を志望理由書に書けばいいのだろうか、面接試験で大学の教員にうまく自分の考えを伝えることができるだろうかといった不安の声を耳にすることが例年少なくありません。
大手の予備校や塾に通った経験のある人によれば、受験予定の入試が複数あったり、大学で学びたい分野を1つに絞り込むことができず異なる学問を扱う学部・学科のものを受験したりする場合でも、そこでは基本的にそのうちの1つについてのみサポートが受けられるということがよくあるようです。しかし、志望理由書や面接試験に気を取られているうちに日本語小論文試験などに向けた学習が疎かになってしまっては満足できる結果が得られない可能性が高まるため、SOLの帰国生大学受験セミナーでは、生徒が受ける入試全てについて志望理由書などの添削や面接の練習を実施しています。
このような学習面以外でのサポートも行っていると、志望理由書といった提出すべき書類をどのような内容にしておくと大学の教員に好意的に受け止められて、面接試験でのやり取りがスムーズなものにするかが見えてきます。インターネットで志望理由書の作成の仕方を解説するウェブページの中には、帰国生入試や総合型選抜における志望理由書を就職活動におけるエントリーシートと同一視し、「これまでに力を入れてきたこと」や「大学で学ぼうとしていることについて既に習得しているもの」を主な内容にすべきだとするものが多くあります。
確かに、前者については志望理由書の中に入れるように僕らも勧めることが多いですし、後者のような内容が大学の教員の好奇心を過度に刺激して専門的な事柄まで質問されるという状況に至らない程度であればその一部になっていても問題はないかと思いますが、SOLのこれまでの生徒が提出したものでよい反応が返ってきたものは「どのような学問的なテーマに関する理解を深めたいか」、「それにどのような意義を見出しているか」、「そのために現状自分に足りないと考えているものは何か」といった点に重点を置いているという特徴があります。
これは、企業はその活動のために役に立つ人材を募集しているのに対して、大学は学ぶことに積極的な姿勢を持っている人を求めており、現時点での自分に足りないものを補うことが「学び」の一つの側面であるということを考えれば当たり前のことであるような気もします。しかし、それは生徒の志望理由書の作成のサポートを常に行ったり、面接試験での様子を聞く機会を十分に確保できたりしていないと見落としてしまうものであるようです。
上で述べたような方針で志望理由書作成などのサポートを行っていることによって、面接試験に対して強い不安を感じていたが、実際に受けてみたら何も問題なく時間が過ぎて行ったというのがSOLの生徒の間で通常見られる反応になっており、これが彼ら/彼女らの精神状態をさらに安定したものにするようです。2024年度も帰国生入試や総合型選抜の全体像に関する理解を深める機会を僕らが確保するためにも、帰国生入試や総合型選抜の受験に向けた準備の全てをサポートしていきたいと考えています。
「既卒生/2024年5月・6月卒業生コース」の概要は以下のウェブページにおいて確認できます。
【「既卒生/2024年5月・6月卒業生コース」概要】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01
【帰国生大学受験セミナーの授業の特徴や内容などについて】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01
それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/
既卒生/2024年5月・6月卒業生コースについて(5) ―SOLからのお知らせvol.338―
(2024年3月7日 19:00)