こんにちは。SOLからのお知らせです。
1月11日の記事では、オーストラリアやニュージーランドなどの高校に在籍している人を対象とした帰国生大学受験セミナーの「2024年11月卒業生コース」について、最終学年が始まる前の12月、1月の少人数制グループ指導(「1学期」)が終了した後の1月29日から始まる「2学期」以降の特徴が、一人ひとりの生徒の状況に合わせて授業の日程や形式、内容を柔軟に決めることができることにあるという話をしました。特にオーストラリアの高校で学ぶ人が帰国生入試や総合型選抜の受験準備に専念できる時期はterm間の休暇しかありませんが、そこにオンラインでの個別指導を組み合わせることによって、満足できる成果を出すために必要なものを身に付けてもらえると考えています。
さて、ニュージーランドの高校を卒業予定の人には広く共有されている情報かもしれませんが、この国の教育制度では、欧米各国のものと同様に、「高校卒業資格」と「大学入学資格」が分かれており、学年に合った形で一定の単位を取得してしまえば、11月から始まる最終試験を受けなくても日本の大学が前者として扱うものを得ることができます。具体的には、11年生、12年生でNCEA Level 1、Level 2を取得するのに必要な数の単位を認定された上で、13年生でLevel 2の科目で20単位、Level 3のもので60単位を取得すればよく、その単位は学校内での課題やテストによる評価であるInternalのみで得たものでも構いませんし、Not Achievedでなければどのようなgradeでも問題ありません。
日本の大学の帰国生入試や総合型選抜では、2月に試験を行う東京大学や京都大学といった難関国立大学が「大学入学資格」(ニュージーランドでは「UE」がこれに当たります)を持っていることが合格するのに必要であるものの、首都圏の有名私立大学では「高校卒業資格」を持っていれば出願資格を得られるのが一般的で(例外は慶應義塾大学で実施される帰国生入試などだけです)、どのような科目で単位を取ったのかも合否の判断と基本的に関係がありません。そのため、最終学年の7月前半までにInternalでNCEA Level 3を取得するのに必要な単位を確保し、受験準備のために日本に本帰国する人が少なくない数いると聞いています。
SOLの帰国生大学受験セミナーの生徒でも、ニュージーランドの高校で学んでいる場合、3年前に京都大学の「外国学校出身者のための選考」を受験するためにExternal Examinationを受けた人を除いて、全ての人が7月初めまでオンラインの個別指導でIELTSの対策を行い、自分が受験する入試で求められる水準のスコアを取った上で、NCEA Level 3を取得できることが分かった時点で日本に帰国し、教室で対面での授業を受けています。その際、参加するのは「既卒生/5月・6月卒業生コース」の集団授業となり、そこで自分なりに小論文の課題について調べた上で答案を作成したり、他の人が書いたものを参考に文章の書き方についての理解を深めたりすることで、満足できるような成果が上げられているようです。これも「2024年11月卒業生コース」の特徴の一つである「授業の日程や形式、内容を状況に合わせて柔軟に決められること」を反映したものになります。
なお、「2024年11月卒業生コース」の概要は以下のウェブページにおいて確認できます。
【2024年11月卒業生コース概要】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course2/index.html#c01
【帰国生大学受験セミナーの授業の特徴や内容などについて】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01
それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/
2024年11月卒業生コースについて(10) ―SOLからのお知らせvol.330―
(2024年1月25日 18:15)