こんにちは。SOLからのお知らせです。
11月25日に掲載した記事では、オンラインでの集団指導(個別指導でも同様だと思いますが)を受ける場合に生じる問題として、受験準備を一緒に行う仲間を作ることができないということを挙げました(特に言及はしませんでしたが、これまでの記事で述べてきた学習上の問題はオンラインでの集団指導でも起こる可能性があります)。zoomにせよMicrosoft Teamsにせよ、オンラインでのミーティングに使われるアプリは受講生の横のつながりを強化するのには向いていないというのが僕らがそれらを実際にここ3年間使ってみて学んだことです。
帰国生入試や総合型選抜を実施している大学や学部・学科はそれぞれ受験生に求めるものを事前に定めており、中にはそれに当てはまる人のほとんどを入試要項にある定員に関係なく合格とするところもあります。そのため、定員が「若干名」とされているのに、実際の合格者が10~20名ということが珍しくなかったり、同じ入試の倍率が年によって大きく変動したりする(例えば、前の年に倍率が低かった学部・学科に受験生が殺到した場合、そこで求められているものを持っていない人が多く出てくるので、合格者数は減り倍率も急上昇したように見えるということが起こります)という状況になるのです。
入試で求められているものを習得していく過程は、人によって学習状況や受けるものが異なることを踏まえると、個々人が着々と自分なりの形で進めて行くべきものであり、それに他の学習者との関わりが果たす役割は大きなものではないと思われるかもしれません。しかし、例えばSOLの帰国生大学受験セミナーには、例年、帰国生入試や総合型選抜を受験する日本の高校生が3、4名いますが、彼ら/彼女らが通う高校では教師が周りの生徒と入試やその受験準備について話すことを許さなかったり、そのようなトピックを取り上げることが適切ではないという雰囲気が自然に出来上がったりするという話をよく耳にします。
その結果、彼ら/彼女らは日常生活の多くの時間を共に過ごす人々と自分が受験に対して抱いている不安などを共有することが難しくなり、不安定な精神状態で学習に臨むことで自分が向き合うべき取り組みにネガティブな印象を持つといった状況になることもあります。彼ら/彼女らはSOLの帰国生大学受験セミナーの特にグループ指導に参加する中で、海外に滞在していた体験などに共通点がある人を中心に、大学受験を含めたあらゆる局面に関してお互いの心理状態をサポートできるような仲間と出会い、帰国生入試や総合型選抜に向けた受験準備にも積極的な姿勢を持つようになることが多いです。
この点、オーストラリアやニュージーランドといった南半球の国の高校に在籍している人の中には、自分の高校に他に日本人がいない、同年代の日本人はいるものの進路に関する考えが自分とは同じでない人ばかりであるといった理由で、受験準備を一緒に進める仲間がいないという状況に置かれる人がいます。そのような人には、SOLの帰国生大学受験セミナーの「2024年11月卒業生コース」の少人数制グループ指導を受講すること(2024年1月8日からの3週間に関するお申込みは現在も受け付けています)で、自分の精神状態を安定させるために必要なものを見つけてもらえればと思います。
なお、「2024年11月卒業生コース」の概要は以下のウェブページにおいて確認できます。
【2024年11月卒業生コース概要】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course2/index.html#c01
【帰国生大学受験セミナーの授業の特徴や内容などについて】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01
それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/
2024年11月卒業生コースについて(7) ―SOLからのお知らせvol.325―
(2023年12月21日 19:00)