2025年4月の大学入学を目指す人の冬期授業について(3)―SOLからのお知らせvol.323―

(2023年12月7日 18:30)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、保護者の転勤などを理由に海外で一定の期間生活した後日本の中学校や高校に編入した人が帰国生入試や総合型選抜を受験する場合、その準備をできるだけ早い段階から始めるのが望ましいという話をしました。これは、春休みや夏休み以外で受験準備に専念できる期間を確保することが難しいといったことが理由ですが、SOLの帰国生大学受験セミナーでは12月26日から29日、来年の1月4日、5日に「年末・年始特別授業」として対面もしくはオンラインの個別指導を実施しますので、来年度に受験予定の人には受講を検討してもらえればと思います。

さて、最近、日本の高校に在籍しながら海外の教育機関に1年だけ留学する人が増えているという話を耳にする機会がありました。新型コロナウィルスの世界的な感染拡大で当初は高校の3年間を海外で過ごそうと考えていた人がその期間を短くしたということもあるのではないかと考えられますが、日常生活で主に使用される言語が大きく異なる環境で生活するのがある時点から重荷に感じられたと言う人がこの教室には少なくないですし、言語教育学の分野では中学校や高校で海外に渡航した人が問題に直面しやすいことがある程度共通認識になっていることをうかがわせる論考が少なくないため、海外の教育機関で学ぶ期間の長さについて慎重に考えるのは合理的な選択だと思います。

1年間の留学の後、どのような時期に日本の高校に復帰するのかにもよりますが、これくらいの期間を英語圏の国や地域で過ごした人の中には英語学習に対する意欲が強くなっている人が多いという記事をインターネットなどで見かけます。また、前回の記事で取り上げたケースと同じように一般入試の受験に必要なものを揃えるのが難しいと感じて総合型選抜での大学入学を考えている人がいるかもしれません(首都圏の私立大学の文系学部には入学者数に関する規制があるので、高校によってはそのような方向性で進路指導をするところもあるでしょう)。

首都圏の有名私立大学の総合型選抜では、TOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力試験の成績が出願資格を認める条件の一つになっていたり(合否の判定にどのように関連しているかについては、明治大学政治経済学部のグローバル入試のように定められた水準を超えればいいというものもあれば、成績が高い方が有利になるというものもあります)、成績証明書の提出が高校在学中にした活動の証明として求められたりするものがあったりする一方で、留学期間が短い人の中にはこれらの試験の成績を求められている水準まで伸ばすことができていない人が多くいるはずです。そのため、TOEFL iBTやIELTSの対策をなるべく早い段階から始めるべきであると考えられますが、この記事で述べた条件に当てはまる人にも12月26日からの「年末・年始特別授業」や対面もしくはオンラインでの個別指導といった機会を活用してもらえればと思います。

なお、「大学受験準備コース」の概要に関しては、以下のウェブページを参照してください。

【SOL帰国生大学受験セミナー「大学受験準備コース」概要】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course4/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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