2024年11月卒業生コースについて(6) ―SOLからのお知らせvol.321―

(2023年11月25日 14:30)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
11月9日に掲載した記事では、SOLの教室にある共有スペースで教師と生徒がコミュニケーションを取る時間が十分にあることで、生徒が学習面において直面している問題や彼ら/彼女らの性格的な特徴を僕らが把握することができ、それによって受験準備の進め方に関するアドバイスをより適切な形ですることができるという話をしました。生徒が様々なトピックにおいてどのような観点で考えを深めていくのが得意なのかを知ることで進路指導に関しても同様の効果が期待できますが、これがオーストラリアやニュージーランドなどの高校に在籍する人に12月4日から始まる少人数制グループ指導の受講を勧める理由の一つになります。

さて、オーストラリアやニュージーランドなどの高校で学ぶ人が帰国生入試や総合型選抜を受験する際に、大手の予備校や塾でオンラインのグループ指導を受ける人がいるようです。僕らも新型コロナウィルスの感染拡大が世界的な問題となっており、オーストラリアやニュージーランドが国境を封鎖した2020年、21年に「11月卒業生コース」の12月、1月の少人数での授業をオンラインで行った経験があります。これは僕らにとって初めての取り組みであった(オンラインでの個別指導は2011年からやっています)ため戸惑うことも多くありましたが、そこで気付くことができた問題には、前回までの記事で述べたものの他に、受験準備を一緒に進めて行く仲間づくりをすることが難しいというものがあります。

オンラインで授業を行う際には、事前に決まっている日程でzoomなどのアプリを開き、授業時間が終わった時点で接続を切ってしまうという人が多いように思います。これでは、そこに参加している他の人とコミュニケーションを取る機会を確保することが難しくなります。また、教室に集まって授業を受けているという状況と違い、zoomやMicrosoft Teamsといった通信アプリでは、自分の周りにいる人の様子が小さなウィンドウで確認できるのみであり、受講者の人数が多かったり、カメラがオフの状態になっている人がいたりすればそれすらもできなくなってしまいます。そのため、自分にとってポジティブな人間関係を築くことができる人が誰なのかが皆目見当がつかないという状態に陥ってしまうことも多いと思われます。

この教室でオンラインでの集団指導を行った時は、事前にこれらの問題が起こることをある程度予想できたので、受講者の数を4名くらいに限定しましたし、授業の内外でzoomのブレイクアウトセッションという機能を活用したり、自習時間に誰でもアクセスできるミーティングを立ち上げたりして、生徒同士のコミュニケーションを活性化させようとしたのですが、2022年の1月後半以外の時期はあまり効果が見られませんでした。その後、彼ら/彼女らがオンラインでの個別指導を受けた、もしくは日本に帰国してきた際などに何がコミュケーションを円滑にすることの妨げになったのかについて訊いてみたところ、同じ授業を受けている他の人がどのような人なのかを理解することがアプリの特性上難しかったという答えが多かった記憶があります。

このような声を受けて、オーストラリアやニュージーランドで国境が開放されていた昨年は対面での授業を行うことにしましたが、受験準備を共に行う仲間を作ることに関してどのようなよい点があるかについては次回の記事で説明したいと思います。

なお、「2024年11月卒業生コース」の概要は以下のウェブページにおいて確認できます。

【2024年11月卒業生コース概要】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course2/index.html#c01

【帰国生大学受験セミナーの授業の特徴や内容などについて】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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