2025年4月の大学入学を目指す人の冬期授業について(1)―SOLからのお知らせvol.320―

(2023年11月23日 18:30)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
現在、「SOLからのお知らせ」では、12月4日から始まる「2024年11月卒業生コース」の少人数制グループ指導の概要をお知らせしています。10月18日に掲載した「SOLからのお知らせvol. 315」では、来年の7月初めまでにニュージーランドで高校の卒業に必要な単位を取得できる場合を除いて、オーストラリアやニュージーランドなどの高校に在籍し来年度の帰国生入試や総合型選抜を受験予定の人は最終学年に入る前の12月、1月から受験準備を始めるべきであるという話をしました。

そのように述べた理由は、オーストラリアやニュージーランドなどの高校は11月もしくは12月まで高校の授業や試験があり、TOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力試験、または日本語小論文試験の対策に充てるまとまった時間を12月、1月以外の時期に確保するのが難しいということです。この点、カナダやアメリカ、イギリスといった北半球の高校を卒業する予定の人は来年の5月もしくは6月から受験準備に専念できるということを踏まえると有利な立場にあると言えますが、帰国生入試や総合型選抜の受験準備を早めに始めた方がいいケースもあります。

例えば、これらの入試ではTOEFL iBTやIELTSなどのスコアと日本語小論文試験の出来で合否が判定されるのが通常ですが、早稲田大学や慶應義塾大学の帰国生入試ではTOEFL iBTやIELTSの受験を5月末もしくは6月末まで(早稲田大学政治経済学部のグローバル入試は7月初めまで)しか認めていません。また、特にTOEFL iBTはスコアレポートの送付に時間がかかることや日本語小論文試験の対策に取り組む時間を十分に確保できた方が合格可能性が上がることを考えると、その他の大学を受験するのであっても7月上旬までに目標となるスコアを取っておくのが望ましいと言えます。

首都圏の有名私立大学の帰国生入試や総合型選抜については、IELTSで6.0を取得している場合でも日本語小論文試験の出来によって中央大学の商学部や経済学部、学習院大学の法学部政治学科などに合格している人がいますが、立教大学の経営学部を受けるのであれば6.5以上、慶應義塾大学や早稲田大学の帰国生入試、早稲田大学政治経済学部のグローバル入試の受験を考えているのであれば7.0以上を取っておきたいところです。現時点でのスコアと自分が目標としているところで求められているものに開きがある場合には、TOEFL iBTであれば80、IELTSであれば6.0からスコアを伸ばしていくのには時間がかかることが多いことも踏まえて、早い段階から対策をしておく必要があります。

また、日本語小論文試験の対策についても、海外での生活が長く日本語で年齢相応な文章を読む機会を十分に確保できていなかったり、日本の中学校などで学習に専念できなかった事情があったりする場合には、少なくともどのような水準の文章を読めるようになっておかなければならないのかを早めに確認しておくべきです。SOLの帰国生大学受験セミナーでは「大学受験準備コース」のプログラムの一つとして英語のreadingや日本語小論文に関する少人数制グループ指導を12月18日から22日まで行いますし、その他の期間には対面もしくはオンラインの個別指導も実施していますので、来年の5月もしくは6月にカナダやアメリカ、イギリスなど北半球の国や地域の高校を卒業する予定の人に受講を検討してもらえればと思います。

なお、「大学受験準備コース」の概要に関しては、以下のウェブページを参照してください。

【SOL帰国生大学受験セミナー「大学受験準備コース」概要】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course4/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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