現在の教室の状況について(2023年11月20日)―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 265―

(2023年11月20日 18:00)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、首都圏の有名私立大学で実施される帰国生入試や総合型選抜では、試験日の間隔が開いていたり、合格発表までの期間が長かったりすることに加えて、特に帰国生入試では受験生の人気を集めている大学のものが比較的早い時期に実施されることによって、志望順位が高いものを受けた後にその結果が気になってその後のものに向けた準備に集中できなくなる人が出て来るという話をしました。僕らはこの問題に対応するために、試験会場での生徒の様子を聞いた上で何にどのような形で取り組んでいくべきかを一つひとつの入試の後に彼ら/彼女らと確認するようにしています。

さて、この教室では2名の教師が帰国生入試や総合型選抜で合格するのに必要なものを正しく推測できる条件が揃っているからと言っても、全ての生徒が第一志望としている大学に合格できる訳ではありません。このような条件に該当するような大学は受験生からの人気があるところですので、特に始めて受験する人は試験会場の雰囲気に気圧されてしまい、本来の実力を十分に発揮できないこともありますし、プレッシャーを感じることで体調などを崩した状態で試験に臨むこともあります。また、「自分はどの大学にも合格できないのではないか」と考えて学習に励んでいたところ、一つの入試に合格したために気が緩んでしまい、パフォーマンスの水準が以前のものに戻らなかったという人も今までいました。

それに加えて、僕らは、例えばTOEFL iBTやIELTSのスコアなどが合格者の最低水準に全く届いておらず、それを伸ばすだけの期間もないといった場合を除いて、ある大学の帰国生入試や総合型選抜を受験したいと生徒が希望すれば、そこに合格するのにどのような学習課題に取り組んでいくべきなのかを彼ら/彼女らと一緒に考えることを優先することにしています。僕らがこのような姿勢を取る理由には、教育学では現在の学力よりも上のものを必要とするような課題に取り組むことが知的な成長につながるという考えが有力説として扱われていることもありますが、何より重要なのは生徒が最も強いモチベーションを持って受験準備を進めるようになるのは自分が理想とする環境で学ぶことを目指している時だということです。

その結果、生徒が必ず合格するとは言えない入試を受験し満足できる結果を得られないということが起こりますが、首都圏の有名私立大学の帰国生入試や総合型選抜は9月から11月の3ヶ月間に集中しているため、その失敗を長い間引きずるようなことがあると第二、第三志望のものに対応する力を身に付けることもできなくなる可能性があります。そのため、SOLの帰国生大学受験セミナーでは、生徒のその時点での学力や試験会場での様子に関する報告を基に、不合格に終わった入試では何がうまくいかなかったのか、次の入試までの間にどのような取り組みをすればどのような成果が期待できるのかといった点を教師と生徒で確認し、彼ら/彼女らの気持ちが早めに切り替わることを促すようにしています(精神的な問題については以前の記事で紹介したスクールカウンセラーのOGにも協力してもらっています)。これも2名の教師が受験準備のサポートの全てを担当しているからこそできることなのではないかと思います。

なお、現在の教室の様子を写真で確認したい人は、SOLのFacebookやInstagramのページを定期的に更新していますので、そちらを見てもらえればと思います。よろしくお願いいたします。

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