こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、SOLの帰国生大学受験セミナーのグループ指導が行われている時期には、多くの生徒が教師と一緒に時間を過ごせる共有スペースで自習をしており、彼ら/彼女らが課題に取り組んでいる様子を僕らが確認できることにより、一人ひとりにとって望ましい学習の進め方を提案できるという話をしました。これも、特に帰国生入試や総合型選抜の受験準備を始める段階では重要なことだと思います。
さて、この共有スペースでは、昼ご飯や夕ご飯を食べる時間を中心に、教師と生徒の間、もしくは生徒同士の間で日々の生活の中で起こったことやその時々に社会で大きな注目を集めているトピックなどについてコミュニケーションを取る(というのは大げさな表現で、「雑談をする」と言う方が適切かもしれません)ことがあります。日本の大学が実施する帰国生入試や総合型選抜で試されるものの一つは受験生のコミュニケーション能力なので、生徒がこのような機会を十分に持つことができるのは重要なことだと思いますが、それだけでなく僕らが生徒に受験準備に関する方針を示したり、学習のサポートのあり方について考えたりする点でも大きな役割を果たしてくれます。
例えば、生徒と話していると、中学校や高校でどのような形で学習に臨んできたか、それに対してどのような手応えを感じているかが分かります。また、最近、この教室では中学受験をした時に厳しい競争に放り込まれたことに苦痛を感じていたり、英語圏の国や地域での生活の中で学校の授業についていくのが難しい、もしくは自分の考えや気持ちを周りの人と共有することができないといった理由で大きなストレスを抱えていたりすることで、(特に英語の)学習に後ろ向きな姿勢を見せる人が増えていますが、これも僕らがこれまでの生徒の話を聞いていて(第二言語が主に使われる環境で生活している人が直面する問題に関する論文などの内容を後追いする形で)確認できたことです。
それに加えて、帰国生入試や総合型選抜では、各大学や学部・学科で受験生に求めているものがありますが、自分のペースで黙々とそれを身に付けるのに必要なものに取り組むのがよいと考えているのか、周りの人と競争する方がやる気を感じられるようになるのかも人や状況によって違います。そのような学習に関する個々人の特徴まで、生徒とのコミュニケーションを通じて細かく把握できればできるほど、十分な成果を上げることができるような学習プランを彼ら/彼女らに提示することができます。
この教室では、進路に関する相談の対応も2名の教師が担当しており、大学生活をどのような形で送ることを望んでいるのか、どのようなトピックにどのような観点で考えを深めていくのに楽しみを感じたり、得意であるという自己認識があったりするのかといった点がに関する理解があれば、一人ひとりの生徒に合ったカリキュラムのある大学や学部・学科を案内することも可能になります。これもSOLの教室において教師と生徒がコミュニケーションを取る機会が多く確保できる環境があることによって実現できることであり、オーストラリアやニュージーランドなどの高校で来年最終学年に入る人にもこの12月、1月にそのような時間を体験してもらえればと思います。
なお、「2024年11月卒業生コース」の概要は以下のウェブページにおいて確認できます。
【2024年11月卒業生コース概要】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course2/index.html#c01
【帰国生大学受験セミナーの授業の特徴や内容などについて】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01
それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/
2024年11月卒業生コースについて(5) ―SOLからのお知らせvol.318―
(2023年11月9日 19:30)