「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」の概要について (11)―SOLからのお知らせvol.297―

(2023年4月5日 19:00)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」で1学期(6月26日~9月1日)から始まるグループ指導には、「早稲田大学帰国生入試対策」や「早稲田大学政治経済学部入試対策」、「上智大学文学部哲学科対策」、「上智大学法学部対策」のように受験する大学や学部・学科に合わせて、もしくは「個人別TOEFL iBT・IELTS・TOEIC対策」のようにTOEFL iBTやIELTSのスコアの状況に合わせて追加して受講する授業があるという話をしました。これらの授業を取っている人の授業が終わる時間は、遅い場合だと18時5分になります。

さて、以前に「共通小論文」や「日本語読解・語彙」の授業の進め方を説明した際に、「宿題として出した課題の答案は授業までに作成することにしている」と述べました。答案の作成を授業が終了した後に自宅に帰って行う人もいるのですが、例年、ほぼ全ての生徒が教室内で自習するという形で課題に取り組んでいます。それに合わせて、この施設の2階にある大教室を全ての生徒が参加する授業が終了した後に無言で自習を行う空間として19時頃まで開放していますし、教師と生徒が一緒に時間を過ごすことができる1階の共有スペースにも自習を行えるカウンターなどを設けています(教師も座っている大型のテーブルで学習を進める人もいます)。昨年度は平日の19時半まで自習をし、その後、夕飯も僕らと一緒に食べて帰るという人が最も多い時で12名いました。

小論文試験対策の授業の答案を作成する際には、問題文の中にある単語や表現、筆者の主張の内容などに関して理解できないものがある場合、いつでも質問するようにと生徒に伝えており、多くの生徒にとって授業がない時間帯には2名いる教師のうち少なくとも1人は共有スペースにいるような形でスケジュールを設定しています。

また、小論文を書き始めた段階では何をどのように書いていけばいいのか分からないという人が多くいますし、日本で受けていた学校教育の影響なのか、「自分が書こうと考えていることが適切なものであるということに確信が持てないと安心して文章を書くことができない」と言う人が増えている現状があります。そのため、(個人の学習状況や入試の日程などを踏まえて「自分で考えるように」と言うこともありますが)生徒がどのような材料を基にどのような主張をしようとしているかを聞いた上で、それが問題に合ったものであるかどうか、説得力のある主張にするためにどのポイントで考えを深めるべきか、主張を支える具体例などとしてどのようなものを集めるべきかといった点に関して、答案を作成する前に教師と生徒の間で確認することがあります。

そして、答案の作成が早い段階で終わった人の中には、その課題に関する授業が行われる前に添削を受け、授業の段階でよりよい内容のものを提出しておきたいと考える人がいるので(授業内で模範的な答案として取り上げられることが学習のモチベーションになっている人がいます)、授業外の時間でそのような要望にも応えることとしています。このような自習時間におけるサポートによって多くの生徒が小論文の課題に積極的に取り組めているようです。

なお、「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」の日程や授業料などについては以下のページも参照してください。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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