「日本の高校3年生コース」の概要について (2)―SOLからのお知らせvol.290―

(2023年3月2日 12:45)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、海外から帰国し日本の高校に編入したり、高校に入学する以前の段階で海外の教育機関で学んだ経験を持っていたりする人を対象とする、帰国生大学受験セミナーの「日本の高校3年生コース」の授業を行う日程をお知らせしました。SOLの帰国生大学受験セミナーには例年、日本の高校に通っている生徒が3~5名在籍しています。

さて、今回はこのコースの4つある学期のうち、1学期(2023年1月4日~6月30日)の概要をお知らせします。

〇「日本の高校3年生コース」1学期(2023年1月4日~6月30日)
この学期には、多くの高校が春休みに入る3月後半から4月の初めにかけての時期を除いて、高校の授業や課外活動などがある人がほとんどであり、人によって都合のいい日程が異なるため、原則的に個別指導という形で受験に向けた準備のサポートを行います(週2回受講するパターンが多いです)。個別指導であれば、対面もしくはオンラインのどちらで授業を行ってもそれほど大きな違いはないと考えていますので、その点についても生徒の状況に合わせて柔軟に変更しています。

授業の内容は、「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」の1学期以前と同じように、帰国生入試やAO入試を受験する際に、出願資格が認められるものを増やすために重要な役割を果たすTOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力試験(最近は、Readingの問題が比較的取り組みやすいIELTSを選択する人が多いです)の対策から始めるというのが通常のパターンです。ただし、目標とするスコアに2学期のグループ指導が始まる前に到達している、もしくはその可能性が高いと僕らが考える場合には日本語小論文対策に切り替えることもあります。

日本の高校に通う人が帰国生入試やAO入試を受験する際には、出願手続きで提出する書類の作成を高校に依頼することが必要になります。そして、それを担当している教師などとの関係を良好にしておくことがそのプロセスをスムーズに進めるのに必要となるケースを今までにいくつも見ています。しかし、海外の教育機関に在籍した経験を持つ人の中には、日本の教育機関によくある多くのルール(明文化されているものもあれば不文律的なものもあります)に違和感を持つ人がいますし、教師との適当な付き合い方がどのようなものかがうまく把握できないという人もいます。

また、最近、首都圏の私立大学の文系学部の入試が厳しいものになる中でAO入試の受験を勧めたり、外部にアピールできるように大学受験における実績をよりよいものにするために帰国生を積極的に受け入れたりする高校が見られますが、受験に関する指導や帰国生の学習のサポートに不慣れであるがために生徒が教師に対して不信感を持つというケースも少なくありません。帰国生入試やAO入試に向けた準備を円滑にするためにどのようにすれば上のような状況から生じる人間関係上の問題を回避することができるのかについて一緒に考えるのもこの学期の個別指導の内容の一つとなります。

なお、「日本の高校3年生コース」の日程や授業料などについては以下のページも参照してください。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course3/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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