帰国生大学受験に関する教育相談はSOLまで｜帰国生の大学受験をサポートする教室SOL(School of Literacy)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、「合わせ鏡」のように個人が以前から持っていた考えや直感的に抱いた感情に対する信頼を強固なものにする特徴があると言われるインターネットの普及によって、帰国生入試やAO入試に関しても自分の考えていることに合った情報を探し出すことで時間や労力を浪費してしまう人が見られると述べました。このような状況を回避するためには、身近な人が受験準備をサポートする人に信頼を寄せている姿に接することが重要であり、その意味でもSOLの帰国生大学受験セミナーの12月・1月の時期はオーストラリアやニュージーランドの高校でその後に最終学年に入る人にとって重要な時期と言えると思います。

この教室では、帰国生入試やAO入試の受験に向けた準備のサポートの一環として、身体の状態を良好に保つためのアドバイスも行っています。首都圏の有名私立大学では、これらの入試が9月から11月の間に実施されます。その中でも最も早い段階で日程が組まれている早稲田大学の帰国生入試の対策をカナダやアメリカ、イギリスといった北半球の国の高校を卒業した人が日本に帰国してから始める場合、その期間は3ヶ月ほどと短いものになってしまいます。どれくらいの学習量が必要になるのかはそれまでどのような取り組みをしてきたかによっても異なりますが、多くの場合、十分な成果を上げるためには日々の課題に高い集中力を持って向き合わなければなりません。

そこで重要になるのが健康状態を整えることです。最近はスマートフォンの普及などによってインターネットに常時接続できるようになっており、そこで様々なサブスクリプションサービスなどが発展したことによって、いつでも自分の好きなコンテンツにふれることが可能になりました。その結果、睡眠時間が身体が必要とするものよりも短くなっている、もしくは生活リズムが不安定なものになっている人が少なくありません。また、男性、女性を問わずスリムな体型が理想的とされる中で、身体における「動的平衡」を円滑なものにし日々の活動を支障ないものにするために不可欠な「食べること」の重要性が軽視される傾向もあります。その結果、何らかの病気にかかっていない場合でも、慢性的な体調不良を抱え込むことになり、それが受験に向けた学習に望ましい形で取り組むことを難しくするケースが見られるのです。

このような状況を回避するために、僕らは睡眠をできるだけ一定の時間帯に十分取ることや、栄養のバランスを考えながら食生活を組み立てていくことの重要性について話したり、実際に何をすべきかについて提案したりしています。しかし、人間の脳は予想以上に現状維持を望むものですし、長い期間体調不良とともに生活してきたことでそれが通常の状態になっている人も少なくないため、僕らが話していることを理屈では理解できるものの実行に移そうとまでは思わないという人が数人いるという状況は珍しくありません。ここで、先に受験準備を始めている人が生活リズムを整えながら学習を進めている姿を実際に確認できるという点でも、12月、1月という時期は次の年度に受験をする人にとって意味のあるものだと考えています。

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