帰国生大学受験に関する教育相談はSOLまで｜帰国生の大学受験をサポートする教室SOL(School of Literacy)

こんにちは。SOLの余語です。
先週の金曜日で「既卒生／2022年5月・6月卒業生コース」の1学期のグループ指導が終了しました。今年度は、コロナ禍に入って以来初めて生徒で感染者が出たり、現実逃避をして時間を浪費してしまう生徒が1名いたりしましたが、それ以外には大きな問題が起こらず、ほとんどの人が小論文試験に向けた準備や出願手続きで提出する書類の作成にじっくり取り組めたように思います。

今年度の生徒の様子を見ていて改めて実感するのが、母語でない言語が主に使われる環境で生活することが大きな精神的負担を伴うものであるということです。これまでの生徒の中にも、「英語の勉強はもうしたくない」、「今後、海外に行くことはできるだけ避けたい」といった発言をする人が少なくない数いたのですが、彼ら／彼女らは長期休暇期間に日本へ一時帰国することがストレスを軽減する機会になっていたようでした。

しかし、2019年12月からの新型コロナウィルスの感染拡大によって日本と海外で滞在している国や地域との間で行き来するのが難しい状況になり、日々の生活で精神がすり減っていくと感じている人が増えていると聞いており、その影響で学習意欲が極端に低下してしまったり、メンタルヘルスに関わる問題を抱えたりするケースも見られます。中学校や高校から英語が主な使用言語となっている学習環境に入った人が様々な問題を抱えるというのは言語教育学などの領域で以前から指摘されてきたことであるにもかかわらず、現在の日本社会でそのような知見が共有されることはほとんどなく、単身留学をするかどうかを決める時にこの観点からの検討をする人はあまりいないようです。

SOLでは、オンラインでの個別指導などにおいて海外の高校で学んでいる人を対象に学習面だけでなく精神面でのサポートを行っていますが、今後もそれを続けていきたいと考えています。

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