こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、帰国生入試やAO入試の受験準備を進める中で、生徒全員に共通した課題の他に、個人の学習状況や志望する大学や学部・学科などに合わせて取り組まなければならないものがあるため、「既卒生/2022年5・6月卒業生コース」では月の始めに学習プランに関するシートを作成してもらい、教師とその内容について話し合う時間を設けていると述べました。これによって、授業外の時間の学習も明確な方向性がある形で行うことができます。
さて、これまでの記事を読んでもらえば分かると思いますが、我々はこの教室に通う生徒にできるだけ多くの時間を小論文試験などに対応する力を伸ばすために使ってほしいと考えて、カリキュラムを作成したり教室の環境のあり方を決定したりしています。この点、2020年から問題になっていたのが、新型コロナウィルスの感染拡大を防止するために海外から帰国した人が一定の期間、ホテルや自宅で待機しなければならないということでした。
例えば、カナダの高校を卒業した人は6月末から7月初旬にかけて日本に本帰国することが一般的だと思いますが、ここから2週間ホテルや自宅から外出できないということになると、受験準備を始める時期が7月中旬以降にずれ込んでしまいます。その結果、小論文試験対策などを行える時間が少なくなるだけでなく、7月中旬から8月初旬にかけて手続き期間が設定されている入試の出願にも支障が出てきてしまいます。このため、ホテルや自宅にいる期間でも授業に参加できたり教師とコミュニケーションを取れたりするような体制を作らなければならなくなりました。
そのような取り組みの一つが、グループ指導の授業にオンラインで参加できるようにすることで、PCに付けるカメラやマイク、スピーカーなどを購入し、自宅やホテルにいる間、このような形での受講をしたいと先に意思表示をした4名にリアルタイムで授業を受けてもらいました(一人ひとりの学習の様子を確認するのはこの人数が限界だという判断がありました)。また、それ以外の人には授業を録画したものを見てもらい、その翌日の夕方に1時間程度の補習を、それ以外にも希望があれば進路相談などをオンラインで行うこととしました。外出自粛が解除された後に教室に来た人の話を聞く限り大きな問題はなかったようです。
我々としては、オンラインで授業を行う場合、生徒とコミュニケーションを取る時間がどうしても減ってしまいますし、授業中に生徒が積極的に発言をしづらくなることも今までありましたので、対面で授業を実施するということを原則としたいと考えています。ただし、2022年度も新型コロナウィルスの感染に関する状況によってはここ2年と同じような行動制限が日本に帰国してきた人に課される可能性がありますし、生徒が体調不良などで欠席することも考えられるので、オンラインで授業を録画したものを後で見ることができるという形を残しておこうと考えています(心身の健康に関わる問題などで教室に来ることが難しい場合には上で述べたような受講形式での対応ができますので、以下のフォームなどからご相談いただければと思います)。
なお、この学期の詳細については、以下のページをご参照ください。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01
それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/
「既卒生/2022年5・6月卒業生コース」の授業について(13)―SOLからのお知らせvol.257―
(2022年5月25日 19:00)