こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、「既卒生/2022年5・6月卒業生コース」の1学期(2022年6月20日~8月26日)のカリキュラムに関して、生徒一人ひとりが自分の目標とする大学や学部・学科の帰国生入試やAO入試に合格するのに必要なものを習得するのに専念できる形にしていると述べました。このため、「人文科学系小論文」や「社会科学系小論文」といった授業の参加については個人の状況によって決めてもらっていますし、英語の授業や「早稲田対策」、「早稲田政経対策」、「上智対策」などは追加で申込みをしてもらうものとしています。
さて、帰国生入試やAO入試の受験に向けた準備をする際に、志望する大学や学部・学科によって学習をどのように進めていくかが異なってくることは前回のお知らせでも説明した通りですが、生徒一人ひとりの学力のあり方によってもなすべきことが変わってきます。例えば、これらの入試で出題される問題文の読解に必要な語彙、もしくは人間や社会が直面する問題などに関する知識の蓄積がどれくらいのものであるかによって、読むべき本も基礎的な事項を網羅したテキストのようなものから、大学で取り組んでみたいと思うトピックに関して学者が書いた新書までの間で適当なものを選ばなければなりません。
また、小論文の答案を年齢相応なものに見せるためには、少なくとも日本の中学3年生に求められる水準の漢字が一通り正しく書けなくてはなりませんが、学習を始めた段階でこの点に関する力がどれくらいあるかは、海外で日本の補習校に通っていたか、中学や高校の入試を受けた経験があるか、海外に渡航する前に学校での学習にしっかり取り組んできたかといった過去の学習体験によって大きく違ってきます。このような状況では、受験準備を進めるに当たって、授業に参加する人全てに共通する課題を出すだけでなく、個人的に取り組むべきものを確認し、彼ら/彼女らが自分なりに学習をしていくためのサポートをする必要があると考えています。
この教室では、授業が終了した後に2つある教室のうちの1つを無言で自習を行う部屋として、教師がいる共有スペースを他の人とコミュニケーションを取りながら学習をする場所として開放しており、多くの人が閉室の時間として案内している19時半まで自習しています(中には、その後に我々と一緒に夕食を食べていく人もいます)。その時間を授業で出された宿題をやることだけでなく、個人別の課題に取り組むのに充てるのが通常ですが、どのような教材をどれくらいのペースで進めていくかといった点については、いつでも教師に質問できますし、それに加えて月の始めに学習プランに関するシートを作成してもらった上で、教師とその内容について話をする時間も持ってもらうようにしています。
その際に、前の月での学習についての振り返りも行いますので、個人別の学習が正しい方向性の下で進んでいるかが確認できるだけでなく、順調に自分の課題を克服することができている人には自信を持つ機会を、そして学習にあまり専念できなかった人には気持ちを切り替える機会を持ってもらうことができているようです。
なお、この学期の詳細については、以下のページをご参照ください。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01
それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
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「既卒生/2022年5・6月卒業生コース」の授業について(12)―SOLからのお知らせvol.256―
(2022年5月18日 18:30)