こんにちは。SOLからのお知らせです。
2月23日の記事では、SOLの帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2022年5・6月卒業生コース」の1学期(2022年6月20日~8月26日)から行うグループ指導において、対面で授業を受ける人の定員を16名としていることを述べました。帰国生入試やAO入試は学問的なコミュニケーション能力が測られる試験で構成されていますが、それを最大限伸ばすためには教師と生徒が自由に対話できるサイズに授業の規模を設定すべきと考えています。
この教室では、授業外に自習を行う空間のあり方にも、生徒に学問的なコミュニケーション能力を習得してもらうための機会を最大限与えるべきという基本的な方針を反映させています。例えば、授業が終了した後は2つある教室の1つを生徒が無言で自習を行う部屋(これを利用するか否かは生徒の判断に任せています)としている他に、2名の教師がPCを置いているスペースを他の人と自由にコミュニケーションを取りながら学習を進めるためのスペースとして開放しています(最大で12人を収容することができます)。
我々が以前に業務委託を受けていたところを含め、一般的な予備校や塾では職員室が設けられており、教師と話すのに予約を取る必要があるところもあるようです。しかし、それでは生徒が何か疑問を抱いたり、確認したいことがあったりした時に、教師に確認するまでに時間的なギャップが生まれてしまい、教師とコミュニケーションを取ろうという意欲がその間に弱まってしまうといったことが考えられます。そのため、生徒間だけではなく、教師と生徒の間でも自由に話すことができる空間が必要になるのです。
また、「既卒生/2022年5・6月卒業生コース」の1学期のグループ指導が行われる6月から8月は、日本を含めた北半球の国にある高校で一斉に夏休みに入る時期であり、最終学年に入る前の人がTOEFL iBTやIELTSのスコアアップのための個別指導を受けたり、個別面談に来たりすることが多くあります。SOLではこれらの対応も基本的に2名の教師がしているので、グループ指導の授業外の時間に教師が共有スペースにいないこともあります。
ただし、個別指導や個別面談のスケジュールを組む際には、できるだけ共有スペースに1人も教師がいないという状況を避けるようにしており、一方に予定が入った時にはもう一方が教室内の生徒の対応するようにしていますし、それぞれの教師が配布した教材などの情報に関しては時間が許す限り共有することを心がけています。このような調整を行うことによって、生徒が教師と話をしたい時にいつでもそれが実現できるようになればと考えており、実際にこの時期は2名の教師とも授業外の時間の中で、急いで小論文などの答案を添削しなければならない時を除いて、常に生徒と何らかのトピックでコミュニケーションを取っているという状態が続きます。そして、OBOGに聞く限り、生徒の側でも教師と個人的に話すことができる時間を十分に確保できたという印象があるようです。
※ここまでの話だけだと、授業外の時間に入試対策につながる話ばかりしているように感じるかもしれませんが、もちろんそのようなことはなく、日常生活に関わる会話だけをして過ごす一日というのもあり、それがよい気分転換になったと言う生徒も少なくありません。
なお、この学期の詳細については、以下のページをご参照ください。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01
それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
【お問い合わせフォーム】
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「既卒生/2022年5・6月卒業生コース」の授業について(4)―SOLからのお知らせvol.246―
(2022年3月9日 18:15)