6月7日から6月11日までの個別指導などについて―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 159―

(2021年6月7日 19:20)

こんにちは。SOLの余語です。
前回の記事では、昨年の12月から今年の1月にかけて行ったオンラインでのグループ指導において、僕が生徒間のコミュニケーションを活発なものにできなかったこと以外の「何かをやり切っていない」という印象を持ったことを述べました。そして、ある大学の教授が「授業をオンラインに移行してから教員の満足度が上がった」、「それは今まで見ることのなかった学生の表情が確認できるようになったからだ」と話しているのを聞いて、何を十分にできなかったかということに気付くことになりました。

それは何かという本題に入る前に、僕がどのような形で海外の教育機関で学んでいる人や帰国生の学習に関するサポートの分野でキャリアを形成してきたのかについて話をしたいと思います。僕は高校1年生の時に海外に保護者が住んでいる帰国生を対象にした学生寮で生活していたのですが、26年前に大学に入学した直後からその施設を運営していた地元の子供が通う塾で講師のアルバイトを始めました(その時に研修をしてくれたのが前島です)。そこでは中学生の個別指導を週に3、4コマ担当し、主に国語や英語を教えていました。

また、その塾では多くの国で学校が長期休暇に入る夏や冬に講習会を開いており、そこでは中学校や高校の受験の準備をしたり日々の学校生活の中で十分に学ぶことができなかったものの補習をしたりすることを目的に一時帰国した海外の日本人学校に在籍する小学生や中学生などの授業を教師:生徒が1人:2人もしくは3人という形で行っていました。この時期には学生寮の宿直をすることも多かったですし、生徒と相部屋になることもあったので、朝から晩まで多くの人と様々なトピックに関してコミュニケーションを取っていた記憶があります。

このように様々なバックグラウンドを持つ生徒の学習を個別的にサポートすることを3年間続けた後に、日本の大学の帰国生入試を受験する人を対象としたグループ指導を当時そのコースの責任者であった前島から任せてもらえるようになり、担当する授業も当初は現代文だけだったのが小論文や英語に年を追うごとに広がっていきました。そのうちに大学受験担当としてフルタイムで働くようになる中で、グループ指導に並行して日本の高校生を中心に個別指導をしていましたし、11月末になるとグループ指導に参加する人が少なくなるため、一人ひとりの状況や目標に確認した上で授業を進めていました(この頃は他にも担当している業務があったので、毎日夜遅くまで何らかの作業をしており、そこで寮に泊まっている生徒の相談に乗ることも多かったように思います)。

その後、2010年に前島とともに自分たちで教室を運営し始め現在に至りますが、以前に勤めていた塾の大学受験コースの授業や学習環境のあり方は全て前島が決めたもので(そこには帰国生の大学受験に対する理解や彼らの授業を実際に担当した経験があったのは前島と僕しかいないという時期がほとんどでした)、今も2人の教師でグループ指導だけでなく個別指導も数多く実施しています。前島もこの仕事を始める前に長年家庭教師をやっていたという話を聞いていますが、それと僕の経歴を合わせて考えると、SOLの特徴の一つは「個別指導からキャリアを築き始め、その後も主な仕事の一つをそのような形で授業をやることとしてきた教師がやっている教室」ということになるのだと思います。

さて、今週の個別指導や個別面談についてですが、東京23区やその近郊で新型コロナウィルスに新たに感染した人の数が減少していますが、国の緊急事態宣言は今月の20日まで維持されるようです。そのため、公共交通機関を使って教室に来る場合には、ターミナル駅を使わないのであれば対面で、この条件を満たせないケースではzoomなどを使ってオンラインで行うことにします。よろしくお願いいたします。

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それでは、帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

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