5月3日から5月7日までの個別指導などについて―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 154―

(2021年5月3日 17:25)

こんにちは。SOLの余語です。
前回の記事では、最近アメリカや韓国で製作された映像作品に、高い学歴を持っているにも関わらず、安定して生活に必要なものを手に入れることができない状況にいる人が多く出て来ることを踏まえて、帰国生入試やAO入試で第一志望の大学に合格した人がその後も受験を続けることを少なくとも黙認することによって”Winners take all.”という考え方が正しいというメッセージを送るべきではないと述べました。大手の予備校や塾では生徒の学力を序列化し上位に置かれた人に教師も含めて優れた学習環境を与えることもよく見られますが、それも同じような効果を持っていると思います。

さて、ここまで述べてきたような先進国の社会が抱える問題に直面した際に、周りの人々と支え合うことができる関係を構築していないもしくはできない人は日々の生活を大きな不安とともに過ごすことになるはずです。そのため、SOLの教室では以前から帰国生大学受験セミナーのグループ指導の定員を16名にしたり、教室の中心となる場所に教師と生徒が一緒に時間を過ごす共有スペースを設けたりすることで、そこで学んでいる人の間のコミュニケーションを活性化するような環境作りをしています。最近は他人と交流することについて「待ち」の姿勢を決め込む人が多いため、僕らが背中を押すこともありますが、大学入学後も教室でできた人間関係を重要なものと捉える人が少なくないようで、コロナ禍以前はOBOGから「皆で食事を食べた」、「数人で遊びに行った」という話をよく聞きました。

それに加えて、昨年新しい教室に移転する際には、教室でグループ指導を受けている人が多い夏から秋にかけての時期でもOBOGが集まることのできるスペースをキッチンの横や教室の2階に作りました。この教室には大学生を中心にOBOGが来ることが多く(最近は週末も前島か僕がいるため、社会人になった人も来るようになりました)、今年の3月から4月の初旬にかけては毎日数組の人が就職する前の挨拶をしたり、現在の状況について話をしたりするために訪ねてくれました。しかし、例年、グループ指導を多く実施している時期は、僕らに負担をかけてはならないと考えているのか、自分が通っている大学について話を聞きたいという現役の生徒がいる時を除いて、教室に遊びに来る人の数が減少する傾向があります。

僕らは、現役の生徒やOBOGができるだけ多様な人とコミュニティーを形成できる機会があるのが望ましく(構成員の価値観やバックグラウンドが多様であればあるほど、そのコミュニティーの中にいる人の生存可能性が高まるからです)、それには同じ年度に教室に通った人とだけでなく、年齢や所属している社会的なグループが異なる人とも積極的にコミュニケーションが取れるような環境が必要だと考えてきました。そのため、グループ指導の生徒が多い時期でもOBOGが教室に遊びに来るのを控えなくてもいいように、彼らがいつでも集まることのできるスペースを設けることにした訳です。

今はコロナ禍から抜け出すことのできる兆しが見られないため、OBOGには1、2人の単位で来るように言っており、教室にもそれほど多くの生徒がいる時期でもないので、これらのスペースが活用されることはあまりありませんが、早く色々な人が教室に集まれるような状況になることを願っています。

さて、今週の個別指導や個別面談についてですが、東京23区やその近郊で新型コロナウィルスの感染者が明らかに増加しており、国の緊急事態宣言を延長すべきという声も上がっています。そのため、公共交通機関を使って教室に来る場合には、ターミナル駅を使わないのであれば対面で、この条件を満たせないケースではzoomなどを使ってオンラインで行うことにします。よろしくお願いいたします。

【個別面談お申込みフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form2.html

それでは、帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

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