こんにちは。SOLの余語です。
今年も2月の最終週となり、海外の教育機関に在籍した経験がある人が受けやすい有名私立大学の一般入試や難関国立大学の帰国生入試が全て終了し、あとは国立大学の合格発表を待つだけです。今年は新型コロナウィルスの感染拡大によってオーストラリアやニュージーランドの高校に通う人が受験のために一時帰国できないというこれまでにない状況となり、入試をオンラインで実施した大学もその発表を出願手続き期間終了後にしたため、厳しい状況に直面した人が出ました。
これらの国では今年もこれまでと同様の出入国に関する制限が維持される可能性が高まっている一方で、日本の大学は緊急事態宣言が出ている間でも受験生の多い一般入試を実施できたことからオンラインではなく例年通りの形で帰国生入試やAO入試を実施することが考えられます。本来であれば、南半球の高校で学んでいる人がこのような状況になることを予想することは難しかったこと、そして多くの人にとって専門的な学びは母語で行う方が十分に理解の行き届いたものになることを踏まえると、大学は彼らの状況に対する一定の配慮をすべきだと思いますが、今年度の実施状況を見る限り、ほとんどの大学がそのようなことはしないでしょう。
この点、これまでに、ニュージーランドでは現地の大学に入学するための資格を得るため、もしくは高校を卒業するために必要な科目の単位を取得して、早めに日本に本帰国することを認めてもらった帰国生大学受験セミナーの生徒がいますし(今年度もそのような人が1人いました)、オーストラリアの高校でも長期間授業を休むことを認めてもらったケースもあります。ほとんどの私立大学は帰国生入試において大学入学資格の取得を出願資格の認定のための条件に入れていませんし、高校の成績などが合否の判定の材料にもなりませんので、自分が通っている高校でも上で述べたようなことが可能かどうかを確認してみた方がいいと思います。
さて、今回は今年、帰国生大学受験セミナーの生徒の2021年2月26日時点での合格実績をお知らせしたいと思います。なお、以下のリストで入試名が記載されていないものは帰国生入試で受験したものとなります。
【2020年度合格実績(2021年2月26日時点)】
<4月入学>
浜松医科大学医学部看護学科(学校推薦型選抜)
横浜国立大学経済学部
青山学院大学文学部英米文学科(自己推薦入試)
学習院大学文学部英語英米文学科
学習院大学文学部哲学科
慶応義塾大学総合政策学部(一般入試)
国際基督教大学(ICU)教養学部アーツ・サイエンス学科(ユニヴァーサル・アドミッションズ4月帰国生入試)
上智大学外国語学部英語学科
上智大学国際教養学部(公募制推薦入試)
上智大学文学部英文学科
上智大学文学部哲学科
中央大学経済学部経済学科(英語運用能力特別入試)
中央大学経済学部公共・環境経済学科(英語運用能力特別入試)
中央大学国際経営学部(自己推薦入試)
日本大学商学部商業学科
立教大学経営学部経営学科
<9月入学>
早稲田大学政治経済学部EDESSA
<その他>
テンプル大学ジャパンキャンパス(1月入学)
それでは、上記の大学や特別入試、またはSOLの帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォームより、もしくはinfo@schoolofliteracy.comまでメールにてご連絡ください。よろしくお願いいたします。
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2020年度帰国生大学受験セミナーの受験実績について(2)―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 143―
(2021年2月26日 16:25)