1月18日から1月22日までのグループ指導について―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 137―

(2021年1月18日 17:20)

こんにちは。SOLの余語です。
前回の記事では、SOLの教室で玄関を入ってすぐの所にある教師と生徒が授業外の時間を一緒に過ごすことが多い共有スペースを設置したことで、一人ひとりの生徒がこれまでの体験によって作られた「枠」を乗り越え、様々な人と人間関係を築くことが可能になっていると述べました。これは、授業に参加している人の数が多い上に人が集まることのできる場所が複数あるような学習環境では得ることのできない、帰国生入試やAO入試の受験に向けた学習環境であるSOLの教室の重要な特徴の一つだと考えています。

昨年は新型コロナウィルスの感染拡大という問題が原因で、SOLの教室において例年のような光景が見られないということが多々あり、その一つがOBOGが頻繁に遊びに来るという姿です。僕らは非営利活動法人という形態で教室を運営しており、それに関わる事務作業がある時にはOBOGに手伝いを頼んでいますが、そのような作業がない時でも、特に大学生である間は頻繁に教室を訪ねてくれる人が少なくありません(生徒や保護者を含む様々な人からこのような点でも「変わった教室だ」と言われます)。その目的も様々で、ただ単に僕らと馬鹿話をしたいという人もいれば、学生生活やキャリアのあり方などについて相談があったり自分が現在置かれている状況が望ましいものであるかを確認したいと考えていたりする人もいます。

彼らは教室に来ると共有スペースにいることが多いのですが、そこで現役の生徒とコミュニケーションを取っているという姿もよく目にします。生徒はOBOGが受験した時にどのようなことを考え何に取り組んでいたのかという話を聞けるだけではなく、大学生もしくは社会人としての生活に対する具体的なイメージを持ったり、所属しているゼミや作成している卒業論文の内容にふれることで大きな刺激を受けたりすることが可能になります。このようなことにより生徒から強い学習意欲が引き出されることも珍しくないため、OBOGと帰国生入試やAO入試の受験準備をしている最中の生徒が交流を深める場としても共有スペースが重要な役割を果たしていると考えています。

今年の11月にオーストラリアやニュージーランド、フィジーなどの南半球の国の高校を卒業し来年の4月に日本の大学に入学することを目指している人を対象にしたオンラインでのグループ指導では、上で述べたようなOBOGと交流する機会を確保することは難しかったのですが、一日も早く新型コロナウィルスの感染拡大という問題が解決され、今回オンラインでの授業を受ける人たちだけでなく、OBOGがいつものように教室に来ることができる日が来るように祈っています。

さて、今週のグループ指導についてですが、東京23区やその近郊で新型コロナウィルスの感染者の急激な増加が続いており、警戒すべき状況であると多くの研究者が指摘しています。ただし、現在、教室で受験準備を続けている人は自転車で通って来ていたり、教室の周りに居候先を見つけたりしていますし、その他の生徒はオンラインで授業を受講しているので、先週までと同様の形で行いたいと考えています。また、個別指導や個別面談は、公共交通機関を使わずに教室に来ることが可能な場合は対面で、この条件を満たせないケースではzoomなどを使ってオンラインで行うことにします。よろしくお願いいたします。

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それでは、帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

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