9月7日から9月11日までのグループ指導について―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 118―

(2020年9月7日 11:15)

こんにちは。SOLの余語です。
東京23区やその近郊では、7月からの新型コロナウィルスの感染拡大のペースが鈍化してきたと言われており、早稲田大学の帰国生入試や政治経済学部のグローバル入試も例年通りに実施されました。一方で、世界各地ではアメリカ合衆国のいくつかの州のように未だに事態収束の糸口が見つからなかったり、経済活動を再開した途端に感染者が急増したりする地域が見られますし、感染が広がることを予防するために国境を封鎖するなどの厳しい措置を取っている国もあります。

日本からの単身留学生が多いオーストラリアでは、永住権を持たない外国人の入国を禁止していますし、入国管理局のホームページに政府が用意した隔離のための施設に2週間入っていれば外国人でも入国できるということが記載されているニュージーランドにおいても、そのような施設が海外から帰国したニュージーランド人で一杯になっているため、外国人が入国することは実質的に不可能な状態になっていると聞いています。例年、これらの国にある高校に在籍している人が日本の大学を受験する場合、この時期に1~2週間日本に一時帰国して入試が終わると滞在している国に帰るということを自分が満足できる大学に合格するまで繰り返すということが多かったのですが、今年はニュージーランドの高校で早めに卒業に必要な単位を取得した人以外はこのようなパターンで受験に臨むことが難しくなってしまったので、受験を来年度に持ち越すことにした人が少なくないと思います。

また、上で述べたような状況は年を越えても続く可能性が高いようで、来年の1月から最終学年となる人に高校などから「今年の年末の長期休暇の間はできるだけ国外に出るのを避けるように」という通達があったようです。オーストラリアやニュージーランドの高校に通っている人は、日本の大学の4月入学者を対象とした入試が行われる3、4か月前に高校を卒業し、そこから受験に向けた準備に専念できる北半球の国で学んだ人とは異なるスケジュールで学習を進めていく必要があり、12月の始めから2か月間続く休暇期間にどれだけ充実した形で小論文試験やIELTSやTOEFL iBTといった英語運用能力試験の対策を行うことができるのかという点が受験で大きな成果を上げるための鍵となります。しかし、現在の状況では冬になっても日本への一時帰国が難しいため、集中した形で受験準備に取り組むことができるのかに不安を感じている人も少なくないと思います。

SOLの帰国生大学受験セミナーでも、例年この時期にこれから最終学年になる人を対象に対面でのグループ指導を実施していますが、上で述べたような状況を踏まえるとそのような形で授業をすることは難しいと考えています。そのため、今年度はzoomを使った少人数制のオンライン授業を行うこととし(他の年と同様に小論文や英語に関する授業を12月初めから1月終わりにかけて毎週月曜日から金曜日まで1日3コマ実施する予定です)、その詳しい日程などについてはまずはブログ記事という形で9月中にホームページに掲載しようと思います。

また、今年度に高校を卒業し来年度の4月から日本の大学に入学する予定であったにもかかわらず入試を受けられなかった人については、日本に本帰国した後に現在行っている対面でのグループ指導に参加することが可能ですし、学習の進捗状況によっては個別指導の時間を組むことができます。出願資格を得るための条件を考えると来年度に受験できる大学は多くありますし、受験に向けた準備を早めに始めることでより良い成果を上げることができる可能性は高まります。関心のある方はこの記事の最後にあるフォームなどからご連絡ください。

さて、今週のグループ指導についてですが、東京23区やその近郊における新型コロナウィルスの感染拡大がこの記事の始めで述べた状況にあるため、先週と同様に、公共交通機関を使って来る場合でもターミナル駅を利用しないのであれば、対面での授業に参加してもらい、このような条件に当てはまらない人についてはオンラインでの授業を受けてもらうという形で実施します。個別面談も同じ方針で対応する予定ですので、大学受験に関する情報などをご希望の方は以下のフォームよりお申込みいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【個別面談申込みフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form2.html

それでは、帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

トップへ戻る