こんにちは。SOLの余語です。
東京都内では、先週の後半から新型コロナウィルスへの感染が判明した人の数が増加傾向にあり、200人を超える状況が連日見られました。都知事は「このような問題が生じているのは以前と比較してPCR検査を受けた人が増えたためである」という立場を取っているようですが、一昨日僕が聞いたラジオのニュース番組では、現時点で医療体制には余裕があるものの、東京やその近郊で爆発的な感染の拡大が見られた初期の段階である3月下旬と同様の雰囲気があるという医療関係者の声が紹介されていました(このところ、感染症の専門家である神戸大学の岩田健太郎氏や厚生労働省の高山義浩氏などが現状の分析をインターネットで公表しているものを確認していますが、全て東京都の状況は警戒すべきものであるという点で一致しているようです)。
このような事態の推移を受けて、東京23区内にキャンパスを持つ大学の中には後期の授業も引き続きオンラインで実施することに決めたところがあるようです(OBOGに聞いたところによれば、青山学院大学や駒澤大学では学生にその旨の通達があったそうです)。感染の流行が見られる多くの国や地域では、人々の移動や経済活動を抑制する措置を解除、もしくは緩和した直後に新規感染者数の急増が確認されますし、日本では京都産業大学のように感染者を出した公的な機関などが世間の強い批判を受けるという傾向が見られることを踏まえると、上で述べたような判断は合理的なものだと思えます。一方で、帰国生入試やAO入試は同じ時期に実施されることが多いので、各大学が現在公表しているような日程で筆記試験や面接試験を行うのか(そして、その場合には授業をオンラインで行うこととどのような形で整合性が取れるのか)、それとも見直しをするのかという点について受験生に大きな不安を抱かせないように早期に判断をすべきなのではないかと考えています。
さて、今週(7月13日から17日まで)の帰国生大学受験セミナーのグループ指導についてですが、東京都での感染の拡大が見られる一方で、横浜市や川崎市の東京23区に近接した地域では今のところその影響は見られないようです。そのため、判断材料としているこれらの地域において状況に大きな変化が見られないことを条件に、今週もここ2週間と同じ形で授業を実施する予定です。よろしくお願いいたします。
それでは、帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。
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7月13日から17日までのグループ指導について―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 110―
(2020年7月15日 11:45)