南半球の高校をこの11月に卒業する人を対象とした受験サポートについて(2)― SOLからのお知らせvol.203―

(2020年10月14日 11:10)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回の記事では、オーストラリアやニュージーランド、フィジーといった南半球の高校をこの11月に卒業し、海外に滞在している期間に英語運用能力を順調に伸ばしたことがTOEFL iBTやIELTSなどの成績に表れている人が日本に本帰国した後に準備を始めたとしても間に合う入試があることをお知らせしました。そこで取り上げた入試を受験する人のサポートをSOLでは行っていますので、関心のある方にはご連絡いただければと思います。

さて、上で述べた国々は日本からの単身留学生が多いことで知られる地域で、高校の3年間の学習生活の中で高い水準の英語運用能力(例えば、TOEFL iBTで95、IELTSで7.0が取れるくらいです)を身につけることができなかった人も少なくないと思います。このようなケースでは、(あまり見たことはありませんが)英語運用能力試験でのリーディングテストのスコアが突出して高い場合を除いて、前回紹介したような入試を受験しても十分な成果を収めることが難しいと思われます。また、現地の大学に進学する場合には、専門的な事項を自分の母語ではない言語で学ぶことになるため、高い水準の教育を受けることができる大学に入学することができなかったり、大学での学習で多くのものを得ることができなくなったりすることが考えられます。このようなことを踏まえると、英語圏の大学のみで学べることにチャレンジしたいと考えている人でなければ、今年の11月に卒業する場合には2022年4月に日本の大学に入学するのを目指すのが最善の策となるはずです。

SOLの帰国生大学受験セミナーには、これまで南半球の高校を卒業した翌年に日本の大学の帰国生入試やAO入試を受験することを選択した人が10人以上おり、全ての人が受験準備を始めた時に予想していたよりも社会的評価が高い大学に入学しています。このような大学の帰国生入試(高校を卒業した年の翌年であっても出願資格があるところが多いです)やAO入試に合格するには、TOEFL iBTやIELTSなどのスコアを上げておくことが必要になりますが、海外生活においてこれらのテストの成績が伸びなかったケースでは意味や用法の分かる語彙の蓄積が不十分であったり、文を正しく読み書きするために必要な文法に対する理解が欠けていたりといった問題が見られます。僕らの経験上、これらの問題を克服するための方法としては、母語である日本語を交えた形で学習を進めるのが最も効率的で成果が期待できるものであり、実際に上で紹介した生徒も受験までに合格に必要な水準までスコアアップをすることができました。また、受験までに長い期間があることで様々な日本語の文章にふれる機会が確保できたりそこで扱われている問題について僕らと話し合う時間的余裕があったりしたことが小論文試験の出来にも良い影響を与えたと思われます。

SOLでは、英語運用能力を十分に伸ばせなかった、もしくは冬に受験できる大学に志望校がない(大学や学部・学科が限定されます)などの理由で受験を2021年度にすることに決めた人について、基本的に、日本に帰国後、TOEFL iBTやIELTSのスコアを伸ばすための個別指導を週に2~3コマ受講してもらい、その後夏のグループ指導の受講に向けて日本語の文章読解問題に取り組む時間を作っていくという形で授業を組んでいく予定ですが、生徒一人ひとりの学習状況に合わせてその内容を変えていくことも可能です。今回の記事で述べた方向性で大学受験を考えている方には、オンラインなどで行っている個別面談の機会を利用し、自分の可能性や学習課題を確認してもらえればと思います。

【個別面談お申込みフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form2.html

それでは、今回紹介した授業の内容や、オーストラリアやニュージーランド、フィジーの高校に在籍している人がどのように受験準備を進めていくべきかという点などについてご質問がある方は以下のフォームよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

トップへ戻る