英語運用能力を活かして受験できる一般入試の指導について ―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 95―

(2019年10月29日 17:35)

こんにちは。SOLの余語です。
今年も10月の下旬になり、以前の記事でも述べた通り、首都圏にある有名私立大学の帰国生入試やAO入試の多くが受験終了となりました。SOLの帰国生大学受験セミナーでは、例年、この時期から国公立大学の帰国生入試を受験する人がその準備を始めますが、ここ数年、2月に実施される私立大学の一般入試に向けた対策をする人も増えています。

首都圏の有名私立大学の帰国生が多く受験する特別入試では、一部の学部・学科で競争が過熱気味になっており、望んでいたような結果が出なかったという人が少なくないと思います。一方で、来年度に実施される大学入試改革を視野に入れて、TOEFL iBTやIELTS、TOEIC、英検といった英語運用能力試験で大学が定める水準以上の成績を取っている人にのみ出願資格を与える一般入試を実施する大学が増えており、その中には小論文や現代文、英語だけが入試科目であるために、帰国生でも受験準備を進めやすいものがあります。

例えば、青山学院大学では、総合文化政策学部や地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部といった学部が一般入試の個別日程で入試科目が小論文だけという枠を設けていますし(英語運用能力試験の結果が本当に出願資格の認定という目的のみに使われているのかよくわからないものがこの中にはあります)、国際政治経済学部の国際政治学科や国際コミュニケーション学科には英語と国語の試験のみで受験できる入試があります。これに加えて、文学部英米文学科やフランス文学科、法学部では、英語試験のみ、もしくは英語試験と論述試験または国語試験の受験を求めるものも見られます(これらは英語運用能力試験の結果の提出は不要です)。

このような入試はICUや法政大学、中央大学などでも見られ、英語のリーディング能力が高い(もしくはそれを来年の2月までに必要な水準まで上げることのできる素地がある)場合には、慶應義塾大学の総合政策学部や環境情報学部の受験も視野に入れることができるため、受験する候補を文系のほとんどの学部・学科で確保することが可能です。英語運用能力やそれを測るための外部試験の結果を活かして受験ができる有名私立大学の一般入試についてはSOLで一覧表を作成してありますので、ご希望の方はこの記事の下の方にリンクがあるお問い合わせフォームからご連絡いただければと思います。

なお、SOLの帰国生大学受験セミナーの既に高校を卒業した人を対象にした授業はもともと定員18名で、学力テストなどでクラスを分けたり、割り当てられたクラスによって授業内容やサポートのあり方を変えたりすることがないというのが特徴の一つですが、今年は生徒のほとんどがここまでの入試で合格し受験終了となりましたので、少人数のクラスで授業を受けることができます。また、この時期からは、志望校に合格するために必要なものを個人ベースで確認した上で(例えば、慶應義塾大学の総合政策学部を受験する場合には、まず英語試験の過去問を解いて何点くらい取れるのかということを見て、小論文と英語の学習をどれくらい行うべきかを確定します)、生徒一人ひとりに合わせた形で内容を決定する授業が多くなっていきます。

少人数制であるため、教師が個々人の学習の現状に目を配ることができ、それに合わせた形でのサポートができる環境で一般入試の準備した生徒の大半が昨年も目標としていた成果を収めることができました(実績についてはこちらを確認してください)。これからの入試に向けた対策を無駄なく充実した形で進めたい方には受講を検討してもらえればと思います。

それでは、帰国生の受験しやすい一般入試やSOLの帰国生大学受験セミナーに関してご質問などお持ちの方は以下のフォームやこちらよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。
【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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