北半球の国の高校の最終学年に在籍する人を対象とした冬期の授業などについて ―SOLからのお知らせvol.188―

(2019年10月11日 18:20)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
昨日、南半球の国の現地の高校に通う人を対象とした帰国生大学受験セミナーの日程についてお知らせしましたが、カナダやアメリカといった北半球の国の高校で学んでいて12月に日本に一時帰国する人がいると思います。SOLでは、そのような人の中で最終学年に在籍している人を対象に授業を行います。

帰国生が受験することの多い帰国生入試やAO入試には、TOEFL iBTやIELTSなどの英語運用能力試験の結果の提出が必要とされているものが多くあります。そして、受験生が多く集まる入試では高い水準のものが求められます。例えば、早稲田大学の帰国生入試に合格するにはTOEFL iBTのスコアが100以上であることが望ましいですし、ここ数年社会科学系の学部の人気が高まる中で、今年度の倍率が20倍を超えた社会科学部のグローバル入試では最低でもTOEFL iBTで95以上、IELTSで7.0を取ることが必要です。英語運用能力があまり高くない人でも入学しているイメージを持っている人が多い上智大学の帰国生入試でも英語運用能力試験の成績を合否の判定に使っていると思われる学科が複数あります。

また、これらの試験の成績の提出については、受験した時期などに関する条件が付いている入試も少なくありません。例えば、慶應義塾大学の帰国生入試(出願資格を得るための条件に大きな変更があり、カナダに留学していた人が受験することは激減するかもしれませんが)は今年であれば6月30日まで、早稲田大学の政治経済学部は7月7日までに受験したものが有効とされました。このように東京都内の難関大学に入学するには一定の期間内に英語運用能力試験でよい成績を収めなければならない現在の状況を踏まえると、海外に滞在している間に計画的に学習を進め、これらの試験の受験を早めにしていくことが必要になります。

一方で、英語圏の国に滞在していても、正しい学習の仕方がわからない、英語の運用のあり方についての基礎的な理解が不足している、ライティングテストにおける望ましい答案の作成の方法がわからないといった理由で、英語運用能力試験のスコアがなかなか伸びないという人は少なくないと思います。高校から単身留学をしていて、英語を使う経験が十分でないことによって、正しく使うことのできる語彙や表現の量がIELTSやTOEFL iBTで高いスコアを取るのに十分でないというケースも見られます。このような問題に直面している人には、12月に実施する授業を現時点で自分に足りないものを確認し、望ましい学習習慣を身に付ける機会にしてもらえればと思います(SOLではスカイプでの個別授業も行っていますので、1月以降実際に英語運用能力試験の対策に取り組んでいく際のサポートもできます)。

また、9月入学者を対象とした英語で学ぶコースを設けている大学が増えており、それに合わせて入学を希望する人も増加する傾向にあります。このようなコースの入試で合格するには、高校や大学入学資格取得のための統一試験の成績や、英語運用力試験のスコアとともに、志望理由などを説明するためのエッセイの出来が重要なものとなります。12月に行う個別授業では、望ましいエッセイの書き方などについてだけでなく、エッセイの内容を考える段階に関するサポートも行う予定です(こちらについても、滞在している国に帰った後でもスカイプでのサポートを行いますし、エッセイも添削します)。

北半球の国の高校の最終学年に在籍する人を対象とした冬期の授業は以下の日程で実施します。

12月23日~27日(集団及び個別授業) 12月28日、29日(個別授業)

なお、この授業に合わせて、12月28日、29日を中心に個別面談も実施します。授業を担当する教師が担当しますので、一人ひとりの学習状況に合わせて受験準備をどのように進めるかについてお話ができると思います。

それでは、北半球の国の高校の最終学年に在籍する人を対象とした冬期の授業に関してご質問などありましたら、以下のフォームからか、 info@schoolofliteracy.com にご連絡いただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問合せフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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