青山学院大学のその他の学部の海外就学経験者入試について(2013年度版)―帰国生大学入試についてvol.195―

(2013年8月5日 19:00)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、青山学院大学の海外就学経験者入試を実施している学部・学科の中で、独自の出願資格認定のための条件を設けている経済学部を取り上げ、試験の概要をお知らせしました。国際政治経済学部のものと同様に、この学部の小論文試験では参考にできる文章が付いていない問題が出題されますので、経済問題に関する本や新聞記事などを読んで知識を蓄積するようにしてください。


さて、この入試制度で帰国生の受け入れを行なっている文系の学部・学科には、他に文学部日本文学科や法学部があります。今回の記事ではその概要を紹介したいと思いますが、ここで出願資格を得るためには「日本国籍、もしくは永住権などを有していること」「12年の通常の学校教育課程修了から大学入学までの期間が1年未満であること」に加えて、外国の教育制度を採用する海外の教育機関での在籍年数に関する以下の2つの条件のいずれか一つを満たす必要があります。


・海外の教育機関に在籍したのが7年生から12年生の間であれば通算3学年以上
・1年生から12年生の間であれば通算4学年以上



また、保護者の仕事の都合で海外に滞在することになった人は、次の条件に合致している場合にも出願資格を与えられます(保護者が先に帰国し海外に単身で残留していたのであれば、「その期間が2年未満であること」が追加して求められます)。


・海外の高校に最終学年を含めて2学年以上継続して在籍し卒業した(もしくは、卒業見込みである)こと


合否の判定は、筆記試験や面接試験の結果に基づいて行なわれます。筆記試験は学部・学科によって試験科目が異なる上に、文学部日本文学科の国語試験では古典の問題が出題されたり、法学部の小論文試験では入試の前に話題となった社会問題の中で法学に関連するものがトピックになることが多かったりします。大学の事務局に問い合わせると過去問をもらえますので、自分の受験する学部・学科で何が問題となっているかを確認して、それに合った対策を取るようにしてください。


これらの学部・学科の出願期間は、経済学部と同様に9月2日から5日までとなります。自分の学習計画などを説明する書類などの作成が求められますので、出願手続き時に提出しなければならない書類をダウンロードして、なるべく早く作業に取りかかるようにしましょう。


【青山学院大学特別入試要項】
https://www.aoyama.ac.jp/admission/undergraduate/request/#anchor_02


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。
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