北半球の高校生の受験準備に関してvol.20 ―帰国生大学入試についてvol.162―

(2013年3月29日 18:15)

こんにちは。SOLの余語です。
「帰国生大学入試について」では、vol. 140vol. 143vol. 146vol. 161の各記事において、IB Diplomaコースを含めた北半球の国々の教育制度の下で学んでいる人が高校を卒業し帰国生入試やAO入試の受験準備に集中して取り組めるようになるまでにどのような準備をしておくべきかという問題を考える際の前提となる知識を紹介してきました。このような問題には海外での滞在期間や通っている高校が採用している教育制度、現在の英語やその他の外国語の運用能力などを考慮しながら個人ベースでアプローチする必要があり、次回以降の記事で代表的なケースについて検討する予定ですが、今回はここまでの記事へのリンクや概要をまとめておきたいと思います。


vol. 140
帰国生入試やAO入試の受験に向けた準備として何を行うかについては個人ベースで考える必要性があることを説明したものです。


vol. 141
帰国生の大学受験に関しては、どのような教育制度に通っている場合でもアメリカの統一試験であるSATを受けておくことが必要だと言われることがありますが、それは本当なのかということを検討しています。


vol. 142
帰国生が受けることの多い入試では、アメリカ以外の教育制度を卒業している場合でもSATのスコアを提出することが求められるものが数は少ないものの存在します。この記事ではそのようなケースを紹介しています。


vol. 143
日本の大学の帰国生入試やAO入試では、SATやACTの受験、もしくはIB Diplomaの取得のように通っている高校が採用する教育制度における大学入学資格を得ていなければ出願が認められないものは比較的少数です。この記事ではそのような例外的なものはどのようなものかを説明しています。


vol. 146
SATには以前までReasoning Testと呼ばれていたものとSubject Testsの2種類がありますが、アメリカの教育制度で学ぶ人や自分が学んでいる教育制度において大学入学資格を取れない人がSATのスコアを提出することが求められている入試を受験する場合に、どれほどSubject Testsを受験する必要性があるのかということを検討しています。


vol. 148vol. 149
帰国生入試やAO入試に関するインターネット上の情報などでは、各教育制度における大学入学資格取得のための統一試験や最終試験(特に、SAT)のスコアが合否に強い関連性を持っているというものを見かけることがありますが、それは一般的なことではないということを説明しています。

vol. 150
帰国生入試やAO入試の多くにおいて、統一試験や最終試験のスコアや書類成績よりも合否により直接的な影響を持っているのが英語運用能力とそれを向上させるために何をすべきかということに関するものです。 ○vol. 151vol. 152
英語運用能力の向上にはSATの受験とその準備が最適だという主張をしている人が帰国生の教育に携わっている人にはいますが、その有効性は限定的です。それをこの記事では説明しています。


vol. 153
日本の大学の帰国生入試やAO入試の受験準備における日本語の本を読むことの重要性についてのものです。


vol. 154vol. 155vol. 156
海外の現地校や国際校では日本の高校に比較して社会的な活動に参加する機会が多くあるのが一般的ですが、志望理由書の作成や学部学科の選択といった受験準備の様々な場面で大きな意義を持っていることを説明するものです。


vol. 157
東南アジアなどの治安の悪い地帯では、高校に在籍している間に現地社会とのつながりを深めることは難しいと思いますが、それを補うために何をすべきかということを説明しています。


vol. 158vol. 159
自分の学問的な適性や関心を確認する(もしくは、誰かのアドバイスを受けるための材料をできるだけ多く用意しておく)ことの重要性について述べています。


vol. 160
社会的な活動に参加する際には、その選択において現在の自分の好みや蓄積してきた経験にこだわるのは望ましいこととは言えないということをこの記事では説明しています。


vol. 161
社会的な活動への参加を充実したものにするためには高い英語運用能力が必要であることを述べています。



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