こんにちは。SOLの余語です。
前回は、これまでに紹介していなかった大学の中で、以前に指導した生徒の間で評判がよいところの一つとして明治学院大学国際学部を挙げ、その自己推薦AO入試の概要をお知らせしました。そこでは述べませんでしたが、この大学では面接試験で「明治学院大学を動物に例えると何になるか」といったようなユニークな質問をされることがありますので、受験を予定している人には面接試験対策にも力を入れてください。
さて、今回の記事では引き続き、SOLのOBOGが充実した学生生活を送れるという話をしてくれる大学として横浜市立大学国際総合科学部を取り上げたいと思います。この学部は国際教養学系や経営学系といった4つの学系(他の大学の学部や学科に該当するものです)で構成されており、国際教養学系はリベラル・アーツ的なカリキュラムで学びを進めることができるという理由から、例年SOLの生徒も受験していますし、経営学系もこれまでに多くの企業経営者を輩出しているようです。また、学生の数がそれほど多くなく、キャンパスもそれほど大きな規模のものではないことから居心地がよいということも聞いています(もっとも、このような点に魅力を感じるのは、同じような特徴を持つSOLの教室を受験準備の場として選ぶ人に特有なことなのかもしれませんが)。
この学部では、海外帰国生入試やAO入試など、帰国生を対象としていると考えられる入試を複数実施していますが、そのうち海外帰国生入試における出願資格の認定を受けるには、「日本国籍、もしくは永住権などを有していること」に加えて、外国の教育制度を採用する海外の高校を卒業しているかといった点で異なる以下の2つの条件のいずれか1つを満たす必要があります。
・海外の高校に最終学年を含む2学年以上継続して在籍し、2012年4月1日から2014年3月31日の間に卒業している(もしくは、卒業見込みである)こと
・海外の中学校・高校などに通算して3学年以上在籍し、日本の高校に高校2年以降に編入した後に、2012年4月1日から2014年3月31日の間に卒業している(もしくは、卒業見込みである)こと
さらに、大学指定の英語運用能力試験で一定以上のスコアや級を取得していることが条件となっており、国際教養、国際都市、経営の各学系のものは次の通りとなります。
・TOEFL iBT 61点(PBT 500点)以上
・TOEIC 600点以上
・英検準1級以上
合否の判定は、小論文試験(英文の論述読解問題を含む)や面接試験の結果に基づいて行なわれますが、中でも集団面接の形式となっている面接試験やそこで資料として用いられる志望理由書の出来が最も重要です(小論文試験の成績は悪いのに、面接試験で積極的にアピールして合格した人が何人もいます)。海外での体験を十分に活用しながら、内容の充実した志望理由書を作成するのが望ましいと思います。
この入試の今年の出願手続き期間は9月6日から10日まででした。例年、この時期に設定されていますので、来年度以降に受験を考えている人は8月の終わりを目途に必要な書類を用意するようにしてください。
それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームやこちらよりご連絡ください。
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https://www.schoolofliteracy.com/contact/
横浜市立大学国際総合科学部の海外帰国生入試について(2013年度版)―帰国生大学入試についてvol.222―
(2013年11月6日 14:45)