南半球の高校に通う人の大学受験についてvol.2(2013年度版) ―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol.76―

(2013年10月16日 20:05)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、オーストラリアやニュージーランド、南アフリカといった南半球の国に滞在していて11月に高校を卒業する人が日本の大学を受験する場合に直面する問題や学習の方向性に関して、2011年10月から2012年2月の間に掲載した16本の記事のうち、始めの8本の概要を紹介しました。今回はこのシリーズで述べたことのまとめであるvol. 15を除いた、後半の7本の記事の一覧としたいと思います。


vol. 9
この記事では、SOL帰国生大学受験セミナーに通った南半球の高校の卒業生の進学実績がどのようなものかということや、どのようなスケジュールで入試対策を進めるべきかということを説明しています。


vol. 10vol. 11
南半球の高校に通う人の間では、日本の大学の入学を希望する場合にはアメリカの統一試験であるSATを受験しておくべきという情報が共有されているようですが、これは慶應義塾大学や上智大学の国際教養学部など一部の大学を受験するのに限定された話であり、例えば、早稲田大学や上智大学の帰国生入試を受ける予定であれば、その必要はありません。受験対策を最終学年に入る前の長期休暇から始めることにより、受験に向けて無駄なことをせずに必要な学習に集中することが可能になります。


vol. 12
帰国生の大学受験に関する情報は、インターネットなどを通じて情報を入手しやすくなったのは事実ですが、情報が拡散しているためにその収集に余計な時間がかかってしまったり、自分が希望するものにたどり着けなかったりします。このような情報を効率よく手に入れられるということも早い時期に受験準備を始めることのメリットの一つです。


vol. 13
これまでの生徒を見る限り、受験する学部や学科があらかじめ決まっているのは少数派で、多くの人は小論文の学習の中で様々な学問分野に関連した文章を読むことによって、次第に方向性が決まってくるようです。このようなことを考えると、早い時期から受験準備を始めることで、将来の進路に向けた準備に専念することが可能になる可能性が高いと思われます。


vol. 14
受験に向けた準備に時間を割くことが難しい南半球の高校生にとっては、なるべく早い時期に自分の学習課題は何で、どのような方向性で学習を進めていくべきかということを確認することが大きな意味を持っています。この記事では、最終学年前の12月・1月の時期に入試対策を具体的に始められなかった場合、最低でも上のような事項の確認をしておくべきということを述べています。


vol. 16
最終学年に入る前の12月・1月の2ヶ月間に上の各記事で述べたような準備ができなかった場合、SOLでは高校を卒業した翌年度の受験を勧めています。これは、高校卒業後2年以内であれば受験できる帰国生入試は多くありますし(AO入試にはこのような条件がないものが一般的です)、高校卒業後から受験までの長い期間で受験準備に注力することで潜在能力が現実のものとなり、それに見合った形で進路を決定できる可能性が高まるからです。この記事では、実際にこのような方針で入試に臨んだSOLの生徒がどのような大学に進学したかということを合わせてお伝えしています。


それでは、今回の内容に関してご質問などがありましたら、以下のフォームやこちらよりご連絡ください。


【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/


トップへ戻る