2013年度4月入学者を対象とした入試の出願条件などについてvol.29 ―帰国生大学入試についてvol.122―

(2012年10月16日 15:55)

こんにちは。SOLの余語です。
前回の記事では、立教大学の自由選抜入試という制度の中で、異文化コミュニケーション学部や文学部のように、外国の教育制度を採用する海外の高校を卒業した人が特別な手続きを取ることなしに受験できる学部があることをお知らせしました。


この自由選抜入試は、経済学部を除く全学部で実施されていますが、前回取り上げた学部以外の出願条件には、日本の教育制度に基づいて運営されている高校を卒業した人のみが得られる評定の平均値に関するものがあります。しかし、以下にリンクを貼る入試要項の5ページに記載されている通り、事前の審査において海外の高校での成績がこの条件に合致していると大学側から判断され、その他の出願条件を満たせる人には、このような条件が設けられている学部でも出願資格が与えられます。


【立教大学自由選抜入試要項】
https://www.rikkyo.ac.jp/invitation/admissions/undergraduate/guidelines2013/_asset/pdf/senbatu2013.pdf


そして、評定平均値に関する条件以外のもので、帰国生を対象に設定されている出願条件(もしくは、海外に長期間滞在した経験がないと満たすことが難しいと考えられるもの)を設けている学部も少なくありません。例えば、現代心理学部や法学部の出願条件には「外国の教育制度を採用する海外の高校に2学年以上在籍し、特色ある異文化体験を持つこと」というものがありますし、コミュニティ福祉学部のように、高校在学中に国内外で継続的にボランティア活動などを行い、そこで実績を残した人に出願資格を与えるという学部もあります。また、経営学部の入試はTOEFLやTOEIC、英検など大学が指定する英語運用能力試験で一定以上のスコアや級を取得していれば受験をすることが可能になります。


上で述べた事前の手続きの申請は、例年9月の前半までに行なう必要があります(今年の場合は9月13日が締め切りでした。記事の掲載が手続き期間の後になってしまいましたので、今回の記事は来年以降に受験を考えている人に参考にしてもらえればと思います)。それぞれの学部の出願条件や筆記試験の科目など、前回の記事で取り上げた学部以外の自由選抜入試の詳細に関しては、2013年4月入学者を対象とした入試要項で確認するようにしてください(ただし、この入試制度に関しては、実施する学部や出願条件に毎年、変化がありますので、この点に留意することが必要です)。


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。


【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/



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