2012年度帰国生入試の出願条件などに関してvol.24 ―帰国生大学入試についてvol.44―

(2011年9月18日 14:10)

こんにちは。SOLの余語です。
「帰国生大学入試について」のvol. 42vol. 43では、立教大学の自由選抜入試で、海外の高校を卒業した人が受験のできる3つの学部の出願条件などを紹介しました。その他の学部については、出願条件に評定平均(日本の高校では成績が科目ごとに5段階の数値で評価されますが、その平均値を評定平均と言います)の項目があるので、日本の高校を卒業した人だけが受験ができるように思えますが、実際はそうではありません。

異文化コミュニケーション学部の出願条件などを説明した際に、事前に出願資格についての確認申請をしなければならないと述べましたが、これまでに紹介した学部以外のところでは、この出願資格の確認申請のための期間に、海外の高校が発行した成績証明書などを大学の事務局に送ることで、そこに記載されている成績を大学独自の基準で評定平均値に変換し、出願資格の有無を判定してもらえるようです(評定平均値への変換方法について、大学の事務局に問合せをしましたが、具体的なことは公開できないとのことでした)。

この学校成績に関する条件の他に、帰国生に関係のある出願条件を設けているのは以下の学部です。

○海外に滞在した期間に関する条件のある学部
海外に滞在した期間があることで出願資格を得られるのは、法学部、現代心理学部、観光学部です。前の2つの学部では、高校で継続して2学年以上、観光学部では12年の学校教育課程で通算4学年以上、海外の学校に在籍した経験があることが求められています。

○外国語検定試験に関する条件のある学部
経営学部では、TOEFL iBT60点、TOEIC700点、GTEC for STUDENTS720点以上といったスコアや英検準1級以上を取得することで出願資格を得ることができます。

○高校での活動や異文化体験があることが条件となっている学部
コミュニティー福祉学部では国内外の高校在籍中にボランティア活動などを行い、何らかの実績を収めていることが出願資格を取得するために必要とされています。また、社会学部では、高校在学中に海外での個人的、または団体での活動においてめざましい実績を上げていることが求められています。これらの条件を満たすに当たっては、海外の学校に在籍した経験を持っていることが有利に働くはずです。

合格者の選考は、書類審査、学科試験、面接試験で行われますが、学科試験は学部によって異なります。各学部でどのような学科試験が実施されるかについては、以下に出願要項へのリンクを貼っておきますので、その2ページを確認してください。

【立教大学自由選抜入試出願要項】
https://www.rikkyo.ac.jp/invitation/admissions/undergraduate/guidelines2012/_asset/pdf/2012senbatu.pdf

それでは、今回の内容や立教大学の受験対策などについてご質問などありましたら、下記のフォームよりご連絡ください。

【教育相談フォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form.html



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