2012年度帰国生入試の出願条件などに関してvol.18 ―帰国生大学入試についてvol.38―

(2011年8月11日 15:40)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、中央大学の法学部と商学部で実施される英語運用能力特別入学試験の出願条件などについての記事としましたが、この入試は高校を卒業してからの期間に関する定めなどがなく、一定以上の外国語運用能力を持つ、様々な就学歴の受験生からの出願を広く認めるものになっています。商学部には、他にもこのような入試制度がありますので、今回はその出願条件などを紹介したいと思います。

中央大学の商学部は、以前から英語圏以外の教育制度の高校を卒業した帰国生の受け入れを行っていますが、その中にドイツ語やフランス語、中国語、スペイン語の検定試験で一定のスコアや級数を取得した人を対象とした入試があります。それが今回紹介する「ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語特別入試」で、その出願条件は以下の2つです。

(1) 国内外を問わず、高校を2012年3月31日までに卒業していること
(2) 大学指定の外国語検定試験で一定のスコアや級を取得していること


上の大学が指定している外国語検定試験ですが、入試名に含まれている各言語について複数の検定試験のスコアや級が出願条件となっており、例えば、中国語であれば、中国語検定、TECC中国語コミュニケーション能力検定、HSK(新旧どちらとも)が指定されています。その他の言語でどのような試験が指定されているのか、どれくらいのスコアや級を取得していれば出願が認められるかについては、以下に出願要項へのリンクへのリンクを張っておきますので、3ページを確認してください。

【中央大学商学部ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語特別入学試験要項】
https://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/commerce/pdf/b04_06_02-02.pdf?200512050000

合格者の選考は、国語試験(現代文と小論文)、外国語試験(ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語から1つを選択)、面接試験で行われます。昨年度、中国語試験を選択してこの入試を受験した人は厳しい結果になったということを聞いていますが、入試結果を見たところ、この入試制度で合格するのは全体的に難しくなってきているようです。受験生の人は、2つの学科試験について、十分に準備を行うようにしてもらえればと思います(例えば、中国語運用能力については、旧HSKで8級以上の実力を身に付けておくべきでしょう)。

【中央大学特別入試 2010・2011年度の結果一覧】
https://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/admission/pdf/e01_02-01.pdf?200512050000

出願手続き期間は、これまでに紹介した特別入試と同じで、9月5日から9日までとなります。この期間までに、出願資格を認定してもらうための外国語検定試験の合格証書などを提出できるように準備してください。

それでは、今回の内容についてご質問などありましたら、下記のフォームよりご連絡ください。

【教育相談フォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form.html



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