2012年度帰国生入試の出願条件などに関してvol.10 ―帰国生大学入試についてvol.30―

(2011年6月29日 16:05)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、青山学院大学の2012年度入学者を対象とした帰国生入試(以下、2012年度入試)の1つである海外就学経験者入試を説明しました。これは最も多くの学部・学科で実施されるものですが、今回は経済学部経済学科、現代経済デザイン学科で行われている帰国子女入試の概要をお知らせします。

帰国子女入試の場合、日本国籍、もしくは永住権を有していること、保護者の海外勤務に伴い外国の教育機関に在籍したこと(保護者が先に日本に帰国した場合については、海外就学経験者入試の規定と同様です)という共通の出願条件があるのに加えて、外国の高校を卒業したか、日本の高校を卒業するかで異なる条件があります。

まず、外国の高校を卒業した(もしくは、卒業見込みである)場合、その高校に2学年継続して在籍し、入学時までに卒業から1年未満であることが必要です。一方、海外から帰国し日本の高校に編入した人は、海外の中学校、高校に継続して3学年在籍し、日本の高校の在籍期間が1年半未満の場合に受験が認められています。また、2012年3月の卒業見込みであることも条件の1つですので、すでに高校を卒業した人は受験できません。

入学者の選考は、書類審査、学科試験、面接試験で行われ、学科試験では日本語による小論文試験と英語試験が課されることになっています。また、出願時期は、海外就学経験者入試の文学部日本文学科などと同様で、9月1日から5日までの間です。この期間内までに郵送必着ですので、受験を考えている人はなるべく早い段階で書類などを入手し、必要な書類を揃えるようにしてください。

なお、昨年まで帰国生を海外就学経験者入試や帰国子女入試で受け入れていた文学部史学科では、帰国生を対象とした特別入試が今年は実施されませんし(日本の高校に編入した人には自己推薦入試があります)、文学部の日本文学科以外の学科や経営学部や教育人間科学部、総合文化政策学部でも特別な入試制度がないという点では同様です。これらの学部・学科で学びたい帰国生は一般入試を受験しなければなりませんが、文学部フランス文学科や総合文化政策学部は英語と小論文だけで受験できますので、帰国生が受験しやすいものになっています。これらの学部・学科で学びたいという人は、2月に実施される一般入試まで視野に入れるようにしてください。

【青山学院大学一般入試 個別日程】
https://www.aoyama.ac.jp/admission/college/examination/pdf_contents/2012_schedule_03.pdf

それでは、次回は、文学部英米文学科で実施される自己推薦入試の概要についてお知らせします。今回の内容についてご質問などありましたら、下記のフォームよりご連絡ください。

【教育相談フォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form.html



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