2012年度帰国生入試の出願条件などに関してvol.2 ―帰国生大学入試についてvol.22―

(2011年5月9日 10:55)

こんにちは。SOLの余語です。
日本ではゴールデンウィークが過ぎ、早稲田大学といった帰国生入試の出願時期の早い大学の入試要項が発表される時期になりました。慶應義塾大学では実際に帰国生入試に関する情報がHP上に掲載されていますが、それについては次回の記事で情報をお伝えすることにして、今回は帰国生に人気のある立教大学の2012年度帰国生入試の変更点についてお知らせします。

立教大学では、帰国生入試を実施する学部が毎年少なくなってきており、昨年度は文学部、法学部、経営学部、現代心理学部で行われたのですが、2012年度の入学者を対象とする入試では、文学部と経営学部のみが実施するということになりました。

また、経営学部では出願条件も変更になっています。これまで海外の中高等学校に継続2学年以上、もしくは通算3学年以上在籍し、日本の高校に編入した場合でも、それが2学年以内であれば出願資格を得ることができていたのですが(文学部はこの条件のままです)、2012年度入試からは継続で3学年以上、通算で5学年以上、海外の中等教育機関に在籍することが必要になりました(日本の高校編入後の期間については、変更はありません)。

さらに、その他の学部に入学したい帰国生や海外生が利用してきた自由選抜入試に関しても、出願資格に大きな変更があり、海外の高校を卒業した人は文学部、経営学部、異文化コミュニケーション学部しか受験できないことになりました。日本の高校に編入した人でも、評定平均値が出ない場合やそれが一定の基準に達していない場合には、この入試制度は利用できないということになります。

今回の変更は、上に挙げた学部以外のところに入学したい場合には、一般入試を受験しなければならないという点で、帰国生にとって非常に厳しいものですし、これまでも唯一、帰国生を実質的な規模で受け入れてきた経営学部における出願資格の変更で影響を受ける帰国生・海外生の数は多いのではないかと思います。受験を考えている人は、海外滞在期間などを早めに確認するようにしてください。

【立教大学2012年度入試情報】
https://www.rikkyo.ac.jp/invitation/admissions/undergraduate/info/

それでは、今回の内容についてご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。

【お問合せフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/



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