こんにちは。SOLからのお知らせです。
3月5日に、SOL帰国生大学受験メールマガジン第17号を配信しました。今回は、外国語を体験的に身につけた人がその言語の文法を学ぶ意義について説明するものとなっています。今、このブログでは、英語の文法についての解説を行っていますが、第二言語を習得する際に文法の学習は必要不可欠なものです。今回と次回のメールマガジンで、この点を確認してもらえればと思います。
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○メールマガジン3月5日配信分(一部抜粋)
外国語を体験的に身につけると言っても、身につき方は年齢と環境によって様々です。特に注意すべきなのは小学校途中~中学の間に外国語環境に入った人(または高校時代に留学したが中学での英語授業はちゃんと理解できていなかった人)で、この年代は文法的な考え方が学校での日本語文法(文、主語、述語、修飾語など)や英語学習を通して身につく前の段階であることが多いためです。小学校以前に外国語環境に入った人なら、体験を通して磨いた感覚だけでも文法的な誤りはかなり少ないですが、小学校途中からであれば、その点にはかなり個人差があります。
今いる外国語環境のなかで問題なく生活も送れ、学習も進められている場合、文法的な考え方の重要性などさほど感じないという人は多いでしょう。しかし、長期的に見れば(または日本に帰国後には)問題が顕在化しますし、その言語環境にいるときにもいくつかの場面では問題が生じているはずです(読解問題において、分かったと思ったのに違っていたなど)。その問題とは、日本の高校・大学で文法用語をさんざん用いられて理解できない、というような、そこさえやり過ごせばどうにかなる、というレベルの問題ではなく、読み書きを含めたコミュニケーション全体の問題です。
SOL帰国生大学受験メールマガジン第17号を配信しました ―SOLからのお知らせvol.31―
(2011年3月8日 15:08)