こんにちは。SOLの余語です。
前回の記事では、今年、帰国子女枠大学入試で受験する帰国生が卒業し日本に帰国する前に(南半球に滞在している人は4月の休暇終了までに)どのような方針で英語の学習を進めていくべきかを今回書くと述べましたが、その前に現在の自分の英語運用能力を確認しましょう。なぜならば、現在の力次第で行うべきことはまったく変わってくるからです。
今回の記事では、海外での滞在年数や学習環境などでカテゴリー分けして「どのような人にはこれぐらいの力があるはず」ということは述べません。滞在歴が短くても、また劣悪な学習環境に置かれていても、大学入試で通用する英語運用能力を習得する人がいるからというのがその理由です。また、TOEICやTOEFLのスコアも細かく見ていかないと意味がありませんので、ここでは敢えて使わないことにします。
これらの頻繁に使用される基準の代わりに、以下で問題を2つ出題します。これらの問題に答えることを通じて、大学受験準備の出発点を確認しましょう。
問題1
次の文にある空欄のそれぞれに適当な単語を選択肢の中から選んで入れなさい。
Political forces in the global North most closely ( ① ) with the model of controlled capitalism suffered a series of election defeat at the hand of conservative political parties who advocated a ‘neoliberal’ approach ( ② ) economic and social policy.
① a) identity b) identify c) identified d) identifying
② a) at b) to c) with d) on
問題2
次の文章を和訳しなさい。
Globalization in all its dimensions remains an elusive concept without real-life examples capable of breathing shape, color, and sound into a vague term that continues to dominate the twenty-first century media landscape.
なお、問題2に関しては、文脈に合った正確な日本語で和訳する必要はありません。文章の構造が把握できているかどうかが分かれば十分です。
次回は、上の問題について解説しますが、自分の英語運用能力を早く、かつ正確に知りたいという人は、こちらまで答えを送ってください。添削をして返却します。